公開日 2021年8月14日 最終更新日 2023年4月6日

Last Updated on 2023年4月6日 by TAKA∞

こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

これまでこのブログでメタリカにスポットを当てた記事をいくつか描いてきました。

http://taka-music.com/メタリカ〜ハイスピードナンバー5選〜/

http://taka-music.com/メタリカ〜身体の底から揺さぶるウネる曲サウン/

メタリカの楽曲をカテゴリー別にすると、

Speed(速さ)、Heaviness(重量感)、Odd Meter(変拍子)、Calmness(静けさ)、Swell(ウネリ)と

5つに分けることができます。

これはヤングギター2003年7月号に記載していた項目を参考してますが、

確かにメタリカの特徴はこの5つのキーワードに宿っていると言って良いでしょう!

既に速さとウネリは描いたので、

今日はCalmness(静けさ)にスポットを当てます。

 

 

【メタリカ(METALLICA)】バラード5選〜「静」の中でもみなぎるメタルパワー炸裂

  • One
  • Fade To Black
  • The Unforgiven
  • The Day That Never Comes
  • Nothing Else Matters

 

 

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One

1990年に初のグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス部門を受賞した曲です。

「ジョニーは戦争に行った」の主人公がモチーフになっていて、

ミュージックビデオ内でもそのシーンが使われてます。

メタリカのバラードは前半「静」で攻めて、後半からメタリカらしい「動」に場面が切り替わります。

1曲で2曲合わさったような、お得感と言うと失礼になりますが、

それだけ物凄い展開力があります。

他方ギターでは「静」から「動」へ繋ぐ前のカークのギターソロは、

CDではクリーンで弾いているが、

ライブでは歪ませているので、よりギターソロが際立ち、

ここが「静」から「動」への繋ぎのポイントになってます。

 

 

Fade To Black

メタリカ初期のアルバム「RIDE THE LIGHTNING」収録のバラードです。

ファーストアルバム「KILL’EM ALL」では全曲通して激しい曲で占められて「動」が全てでした。

セカンドアルバム「RIDE THE LIGHTNING」ではこの「Fade To Black」でアルバムの流れに違う色を発し、

新たに「静」という部分を生み出しました。

やはり楽曲構成も「静」から「動」です。

上の映像は2018年のライブからですが、

最後のカーク氏のギターソロはCDとは違うプレイをしてて、

かつライブ毎にフレーズが違うのでアドリブで演奏してます。

メタリカではライブではほぼ欠かせない楽曲の1つです。

 

 

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The Unforgiven

最初のアコースティックギターのアルペジオは名曲級のフレーズと言っても良いでしょう。

後から入ってくるカークの切ないリードギターが絡んで、曲の方向を示します。

歌が入れば力強く太くイントロのメロディーをバトンタッチしてます。

しかし、その後にジェームズヘッドフィールド氏の落ち着いた寝かせたようなメロディーは、

メタルバンドとは思えない美しさをも兼ね備えてます。

この曲は「静」と「動」が入り混じった感情が入り混じります。

 

 

The Day That Never Comes

アルバム「Death Magnetic」収録の割とバラードよりの曲です。

この曲というかこのアルバム「Death Magnetic」全体が過去を彷彿させる楽曲が多く、

往年のメタリカファンにとっては嬉しい1枚となったことでしょう。

ギターのチューニングがレギュラーチューニングに戻り、

ジェームズヘッドフィールドも自身の過去に使ってたギターやギターアンプを使用したりしてます。

この「The Day That Never Comes」は構成として「One」を彷彿させます。

一瞬デジャブを感じましたが、

曲全て聴き終えると全然デジャブではないです。

後半のギターワークはより演奏性を重視し、まさにメタルモンスターらしい展開となってます。

 

 

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Nothing Else Matters

メタリカのバラード5選締め括りは、「Nothing Else Matters」です。

おそらくメタリカ史上「静」の色がかなり濃く出てる曲であることは間違い無いです。

映像では歳を重ねたジェームズヘッドフィールド氏が歌い上げるバラードは、

一つのジャンルには縛られない、

まさにジェームズヘッドフィールドのスタイルを貫いてます。

ただ単に叫んでいるだけじゃなく、

物思いに歌うスタイルも

クリーンで美しくギターを弾く姿も

これもメタリカというスタイルです。

 


以上、メタリカ(METALLICA)バラード5選でした。

とてもメタルバンドとは思えない

歌い方だったり独自の楽曲構成だったり、

リスナーを驚かせる曲がたくさんあります。

例えそれが賛否両論あったとしても、

それがメタリカです。

でもメタリカのバラードをかき集めて聴くと、

「静」と「動」の緩急の付け方はヴァリエーションに富んでいて、

聴いていても飽きないし、

ここでこう来るのか、

えっ!ここでギターソロ!?

驚くことが多々あります。

これは文字を並べてもピンとこないので、

是非楽曲を聴いてみてください!

以上、

今日もありがとうございました!