公開日 2021年9月7日 最終更新日 2023年3月21日
Last Updated on 2023年3月21日 by TAKA∞
こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍
バンドでギターをやっていると、こういう問題に直面します。
「ギター1人しかいないのでツインギターの曲はできない・・・」
すぐに誰かもう1人ギターをメンバーに加えればそれで済む話ですが、
なかなか簡単に上手くはいかないです。
しかし、ツインギターの曲を1人でどうやるのか?
フレーズ以外にも音作りのやり方もあります。
だけどプロギタリストはどうでしょうか?
バンドでギター1人しかいないけど、
CDではギターは複数のトラックで録音されてます。
やはりそれもやり方次第でどうにかなります。
今日は、バンドでギター1人の時の音の作り方についてお話しします。
【バンド】ギター1人の時の音の作り方(とにかく厚み重視の音作り推奨!)
- 全体の厚み重視
- 場合によっては単音もOK
- 音作り
- エフェクターを使用
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全体の厚み重視
![](https://i0.wp.com/taka-music.com/wp-content/uploads/2021/09/22268548_s.jpg?resize=271%2C361)
基本はコード弾き中心でOK!
ツインギターのバンドは片方がコードでリズムを刻んで、もう片方がリードギターとして単音あるいは弦2本でメロディー的なアプローチでフレーズを構成するイメージかと思います。
あるいはギター1人のバンドでCDなど音源ではそういう感じで作られていることが多々あります。
しかし、これをギター1人で再現するとなると、
リードギターが目立つからと、
そのまま弾いてしまうと、
極端にバンド全体のサウンドが薄っぺらくなってしまいます。
この辺、曲調によって合ったり合わなかったりもありますが、
特にメロコアやパンクなど勢いを出す音楽だと
曲のサビで盛り上がるところで単音あるいは少ない弦で弾いてしまうと、
サウンドも薄くなるし、
ギター存在感がなくなります。
なので、
ギター1人の場合はバンドサウンド全体のバランスを第一に考え、
基本はコード弾きで構成する方が上手くいきます。
ただし、途中にアクセントとしてチョーキングがあるなら、
ここは前後のバランスを考えつつ、
できるならやりましょう!
サビでのコードはローコードあるいはバレーコード
特に勢いを出す音楽であれば、
一番にバンドサウンドの厚みを出すことを考えなきゃいけないことは、
上で話しました。
この時のコードとしては、
特にサビではローコードあるいはバレーコードで、
ギターの全ての弦を使って音を出すと、
より厚みが出ます。
ただ速い曲でコードチェンジが大変な時は、
パワーコードあるいはそれをもう一つ高い音の弦を含めた
3和音のコードで構成してもOKです。
場合によっては単音もOK
![](https://i0.wp.com/taka-music.com/wp-content/uploads/2021/07/OOK86_guiterchork15180943_TP_V4.jpg?resize=209%2C293)
上ではあくまで歌のある箇所でのギターのフレーズ構成としてお話ししました。
ではイントロやギターソロなど、
曲で目立つ箇所で単音フレーズで構成される場合は、
その楽曲の持つ世界観というものを壊さない前でも
楽曲そのものを伝えられないので、
イントロやギターソロでは思い切って単音で弾きましょう!
イントロやギターソロを弾かず、コードだけで弾くのは、
曲の展開として詰まらなくなるし、
客として聴いたらとイメージすると、
その通りになると思います。
またスローバラードでのギターソロでクリーンの音では、
ものすごくサウンドが薄く物足りなさを感じるかと思うので、
その時は少し歪みを足して、
クランチ的な音を作ると、
しっかり厚みが出ることと思います。
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音作り
![](https://i0.wp.com/taka-music.com/wp-content/uploads/2021/05/428754_s.jpg?resize=372%2C372)
ある意味自分の好きなように音作りができる利点が
ギター1人のバンドにあります。
というのは、
ツインギターだと、
両者のギターのサウンドを上手く音作りしないと
厚みも出ないし、
結果的にギター1人と変わらない状況になりがちです。
ツインギターはお互いの音作りを綿密に作る必要があります。
それに対してギター1人のバンドでは、
ヴォーカルとベースとドラムのバランスを考えた上で、
ある程度自分の好きなように音を作ることができます。
まずはバンド全体の厚みが出ることを第一に考え、それを保ちながら自分の個性を出せれば理想です。
この時のアンプの設定は、
一旦ツマミをノーマル(ほとんどのアンプは5)にして、
そこから調整するのがやりやすい方法です。
エフェクターを使用
![](https://i0.wp.com/taka-music.com/wp-content/uploads/2021/08/2867544_s.jpg?resize=334%2C223)
ルーパーで厚みを出す。
コード弾きだけでは詰まらなくなってしまうこともあります。
そういう時は、
ルーパーを使用して、
リード的なフレーズを曲中にループさせることで、
違うヴァリエーションを出せるので、
ルーパーを使うのも手です。
ただし、その場で録音して再生するのが、
ルーパーの基礎なので、
もしあらかじめ録音しておいたものをペダル一踏みで再生したい場合は、
以下のルーパーがおすすめです。
ただし、ルーパーはそれを前提とした曲作りが必要です。
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ディレイでダブリング
この時はアナログでもデジタルでも良いですが、
ショートディレイ設定でダブリング効果が得られて、
ギターを重ねたような効果が得られます。
またディレイでリバーブ的な音も作れるので、
使い道はたくさんあるので、ディレイは1個持っておいても損はないです。
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ピッチシフターでハモリ
ピッチシフターというエフェクターがありますが、
要は音程を自由に変化させるエフェクターで、原音とエフェクター音をバランス良く設定すると、
単音でハモらせることができます。
ただしピッチシフターは少々高く、
使い道が少ない上に割と価格もエフェクターとしては高い部類に入るので、
導入は慎重に考えましょう!
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以上、バンド、ギター1人の時の音の作り方でした。
今回は主に勢いを全面に出すROCKバンドを例に話を展開しました。
ROCKの中でもしっとりする部類もあるので、
ここで書いたことが当てはまらないこともありますが、
パンクやメロコアなど音の厚みが売りであれば、
この記事が参考になるはずです。
要は自分がギター弾いてて楽しいか、
詰まらなかったらそれがお客さんに伝わってしまいます。
逆に楽しかったら、
それでもお客さんに伝わります。
なので、サウンドのことを考えつつも、
楽しくやれるようにつくっていくことが大切です。
音楽は楽しくなきゃ!
というところです。
以上、
今日もありがとうございました。