公開日 2022年1月22日 最終更新日 2023年3月24日

Last Updated on 2023年3月24日 by TAKA∞

こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

最近、ギターのエフェクターでこのような質問がありました。

「ノイズサプレッサーはあった方が良いのでしょうか?」

確かにノイズが出ているのであれば効果的です。

それも使用する場合はエフェクターというノイズ発生要因の機材を1つ繋げることを念頭においた方が良く、

またそれがギターの出力する音にも影響を及します。

今日はノイズサプレッサーで代表的な機種BOSSのNS-2を使用するメリットとデメリットについてお話しします。

 

 

 

【ギター】BOSS NS-2ノイズサプレッサーを使用するメリットとデメリット

  • 余分なノイズだけを除去してくれる(メリット)
  • 接続方法が2通り(メリット)
  • パワーサプライ(メリット)
  • 機材の相性によってはギターの音が詰まる(デメリット)
  • 単音が小さく感じる(デメリット)
  • バンドの演奏でノイズが気になるなら使用する

 

 

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余分なノイズだけを除去してくれる(メリット)

ギターサウンドとノイズ成分を独立して検知することで、原音のアタックや自然なエンベロープをキープしたまま、ノイズだけを除去します。
ギターサウンドとノイズ成分を独立して検知することで、原音のアタックや自然なエンベロープをキープしたまま、ノイズだけを除去します。

BOSS社サイトによるNS-2の特徴は、

「NS-2はギターの音とノイズ成分を分離して検知するBOSS独自の方法を採用。原音には一切影響を与えずにノイズやハムだけを一掃する事が可能。他のコンパクトへの電源供給も可能。」

https://www.boss.info/jp/products/ns-2/

使用したことある人ならわかるかもしれませんが、

ディストーションを掛けた場合に不意に出てしまう「ジー」という音だけをNS−2側で検知して、

しっかりと原音と分けてノイズを除去してくれます。

 

自分一人で弾く分には特に気にならないと思いますが、

バンドで演奏していると、

例えば、

ブレイクした時に「ジー」音が鳴ってたら、

かなり目立つし聴いているお客さんも首を傾げてしまいます。

これは素人でもかなり分かります。

結果的に聴いている人に失礼になるし、

ノイズをカッコイイとは思わないでください。

ノイズはあくまでノイズ(雑音)ですから!

 

また、この「ジー」のノイズはお客さんだけではなく、

他のバンドメンバーにも失礼です。

それは他のメンバーもあなたのギターの音を聴いて、

演奏しているので、

ノイズで不明瞭な音になってしまえば、

どうってことないところでリズムがズレたり、

せっかくのあなたのバンドのグルーブが壊れてしまいます。

 

もし「ジー」というノイズが気になるなら導入を考えたほうが良いです。

BOSS Noise Suppressor NS-2

 

 

接続方法が2通り(メリット)

接続がInputとOutputの他にSendとReturnの端子もあります。

このSend Returnは、

SendがOutput、ReturnがInputに値しますが、

決してこのSend Returnにギターとアンプを接続しても音は出ません。

ギターとアンプは必ずInputとOutputにそれぞれ接続します。

 

ではSend Returnは、どういう時に使用するかというと、

ノイズが大きいエフェクターに接続します。

例えば、

Input Outputにディストーションを接続して、

NS−2でノイズが消え切らない時に、

このSend Returnのループ接続すると、

さらにノイズが低減されます。

大抵はInput Outputで大丈夫ですが、

ノイズが大きかったりして、

原因のエフェクターが特定できるなら、

Send Returnでループ接続することで解消できます。

 

 

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パワーサプライ(メリット)

BOSSエフェクターの中で白いエフェクターはパワーサプライ機能がついてます。

NS-2の他にラインセレクター(LS-2)やチューナー(TU-3)にもパワーサプライ搭載エフェクターです。

専用ケーブルを入手すれば、

他のエフェクターへのパワーを供給できます。

ただしディレイやリバーブなど空間系のエフェクターへ供給するときに電力が足りなくなるので、

空間系は他の電力の大きいパワーサプライを検討した方が良いです。

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機材の相性によってはギターの音が詰まる(デメリット)

Jackson DavidによるPixabayからの画像

物事にはメリットもあれば、

表裏一体でデメリットも付いてきます。

 

このNS-2のコントロールツマミはスレッショルドとディケイのシンプル構成になってます。

スレッショルドはノイズリダクションが作動し始めるレベルを設定します。

ノイズが大きければ左に回して、小さければ右に回します。

大抵の場合は右に目一杯回します。

ディケイは音の減衰時間を設定します。

大抵は左に目一杯回します。

これでノイズは軽減されますが、

ギターアンプや歪みエフェクターの相性もあり、

それ如何によっては、

音が詰まるような感じになることがあります。

相性があるので解消は困難かもしれませんが、

エフェクターであればSendReturnのループに組み込んだり、

コントロールツマミを調整を試した方が良いです。

 

 

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単音が小さく感じる(デメリット)

色んなレビューを見ていると、

「スレッショルドを右に目一杯回したセッティングをしていると、

単音弾きで特にタッピングの時に音量が小さいというレビューもあります。

その時はスレッショルドを2時くらいにすると解消できるかもしれません。

NS-2の設定はプレイスタイルでどう設定するかで決めた方が良いです。

 

 

バンドの演奏でノイズが気になるなら使用する

PexelsによるPixabayからの画像 

先ほどもお話ししましたが、

特にバンドで演奏する人でノイズが少しでも気になれば導入を考えた方が良いです。

理由は先にも書きましたが、

バンドをやるということは、

つまり人に聴かせるし、聴いてもらう、

自分のためというよりは人のための演奏です。

それで「ジー」のノイズが大きいと、

その空間にいられますか?

バンドをやっていることの本質を考えてみてください。

NS-2の導入を決めるのは、

あなたのギターを聴いてくれる人のため、

それを第一に考えたいですね。

 

ギターサウンドとノイズ成分を独立して検知することで、原音のアタックや自然なエンベロープをキープしたまま、ノイズだけを除去します。
ギターサウンドとノイズ成分を独立して検知することで、原音のアタックや自然なエンベロープをキープしたまま、ノイズだけを除去します。

以上、

今日もありがとうございました。