こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です。

ライブハウス以外でライブをやる時で、イベンター主催のステージで演奏する時、

一番心配になるのが、PAのことと思います。

どんな機材があるのか、マイクは何本あるのか、未知数の部分があります。

それだけなら良いですが、特にアコギ弾く人にとってはDI(ダイレクトボックス)があるか否か気になるところです。

概ね通常のPA業者であれば所有しているはずですが、イベンター自前でPAを担う場合にDIが無く困ることがあります。

そうなればギター弾きがDIを所有していた方が良いのか悩みどころです。

今日はDIの所在について話し、ギター弾きが所有するか否かについてお話しします。

 

 

 

ギター弾きはDI(ダイレクトボックス)を所有すべき?(本来はPAが用意しますが・・・)

  • DI(ダイレクトボックス)とは
  • ギターアンプとの違い
  • DIはPAの持ち物が基本
  • ギター弾きは基本所有しなくて良し

 

 

 

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DI(ダイレクトボックス)とは

エレキギター、ベース、キーボードなどの楽器を直接ミキサーやインターフェイスに接続するためのインピーダンス変換器です。ダイレクト・インジェクション・ボックスを略して「DI(ディーアイ)」、または「ダイレクトボックス」と呼ばれます。

https://www.soundhouse.co.jp/howto/pa/di/

特にエレキギターやエレキベースではインピーダンスが高く、直接ミキサーに接続するとノイズが発生したり音域で特に高音域が不調になったりします。

 

そのためにDIを間に入れることでローインピーダンスに変換され、そこで初めて楽器が持つ本来のサウンドが発揮されます。

 

DIの種類

様々な種類のDIが市場に出回っていて、

DI単体としては、アクティブタイプとパッシブタイプが存在します。

 

✔️アクティブタイプ

9V電池やミキサー等からファンタム電源の供給が必要となりますが、入力段にFETなどのトランジスタを搭載し、十分な効果と安定性を得られます。現在はこちらのアクティブタイプが主流となりつつあります。

https://www.soundhouse.co.jp/howto/pa/di/

✔️パッシブタイプ

トランスを内蔵しただけのシンプルな構造で電源が不要。手軽に使用可能でナチュラルなサウンドが魅力ですが、入力インピーダンスをアクティブタイプほど高くすることができないため、一部の極端に出力インピーダンスの高いエレキギターやエレキベースなどに使用する場合には性能を十分に発揮できない場合もあります。

https://www.soundhouse.co.jp/howto/pa/di/

ライブイベントでPA業者で使用するのがアクティブタイプとなります。(音楽貸スタジオも同様)

 

またギターアンプにもDIアウトの端子があったり、アウトボードタイプのギターアンプにもDIの機能が備わったモデルもあります。

この辺については後日別記事にて商品を紹介する予定です。

 

 

 

ギターアンプとの違い

前述でも話したように、アウトボードタイプのギターアンプにDI機能が備わっていたり、

またDI自体が出音のスピーカーと楽器の間に接続したりするため、

ギターのエフェクターと混同させてしまう人も存在します。

 

これはギターのアンプあるいはエフェクターとは別途で考えた方が良いです。

ギターアンプはエレキギターの音を出力させるための機材でエフェクターはそのプラスアルファ的な存在で、

DIは前述にもあるようにミキサーにエレキギターなどハイインピーダンス出力の楽器をローインピーダンス出力に変換させるための機材です。

 

ギターアンプとDIの目的が全く異なります。

 

 

 

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DIはPAの持ち物が基本

ギターアンプとDIの目的が異なるため、両者の所在がハッキリすることでしょう。

 

ギターアンプはエレキギターの音を出力するために必要不可欠でアンプも楽器の構成の一部になります。

ライブイベントでは基本的に演者側のギター弾きの持ち物で基本は自身で用意します。

しかし、PA業者に事前に伝えれば用意してくれます。

 

ではDIはどっちの持ち物であろうか?

基本はPA業者の持ち物が基本です。

中にはギター弾きがDIに拘って自前で準備する人もいますが、

基本的にミキサーと楽器のインピーダンスを合わせるための機材なので、

PA機器の補完的な位置付けになります。

なので、基本的にはPAの持ち物となります。(ミキサーにHi-ZボタンがあればDIは不要ですが・・・)

 

 

ギター弾きは基本所有しなくて良し

結論ですが、

基本的にギター弾きはDIを所有する必要がありません。

 

ただ、所有する場合としては、DTMやるときに使用しているオーディオインターフェースにエレキギターやエレキべーすのインピーダンスに合わせるための「Hi-Z」ボタンがない場合に必要です。

ライブ主体に動いている人にとっては所有する必要もなく、無駄な出費です。

 

また、イベンターが自前でミキサーなどPA機器を準備する場合に、「DIがないので出演者で準備してください」と言うところも極稀ですがあるかもしれません。

正直このようなことを言うイベンターは全くPAに関する知識がなく不安要素しかありません。

失格の烙印を押されても仕方ないですので、そのようなイベンターを相手にする必要はありません。

あくまでギター弾きが準備するのはDIではなく基本的にはギターアンプです。(DIにこだわりがあったら別ですが・・・)

 

以上、今日もありがとうございました。