公開日 2022年1月18日 最終更新日 2023年3月21日

Last Updated on 2023年3月21日 by TAKA∞

こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

先日このようなツイートをしました。

https://twitter.com/atomicsound_hys/status/1482700586390675457?s=20
トランジスタの30Wのギターアンプはリビングくらいの部屋のサイズじゃないとマジでキツイ! 機種にもよりますが、 中にはクランチサウンドをつくるのが困難なアンプもあります。 ちょっとGAINを上げただけでかなり歪む・・・ 6畳の部屋で弾くなら10〜15Wが最適です

たまにですが、ギター始めて1年未満の人から、

「ギターアンプはライブとか考えて30Wくらいが良いですか?」

ちょっと待って・・・

実はこの30Wトランジスタアンプは落とし穴があるのです。

この記事で30Wのギターアンプ(トランジスタ)について深掘りします。

 

 

【ギター初心者】ギターアンプの30W出力は自宅練習向け?(トランジスタアンプの例)

  • 30Wギターアンプの特徴
  • 自宅では6畳部屋はキツイ
  • ヴォリュームコントロールが難しい(ドライブch時)
  • スタジオやライブは無理
  • トランジスタアンプの30Wは自宅で大きい部屋向き

 

 

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30Wギターアンプの特徴

Markus SpiskeによるPixabayからの画像

上のマーシャルアンプがまさに30Wのギターアンプです。(おそらく旧型)

オーバドライブとクリーンの2チャンネルがあり、

イコライザーはトレブル、ミドル、ベースの3つ(モデルによってはプレゼンスがある)、

オーバードライブチャンネルにはヴォリュームとゲイン、

クリーンチャンネルにはヴォリュームのコントロールが搭載されてます。

完全独立とはいかないものの、

オーバードライブとクリーンは切り替えれます。

またこれらを切り替えるためにフットスイッチ端子も搭載されてます。

さらにライン端子やヘッドフォン端子も搭載していて、

ライブや自宅レコーディングできるくらいの機能は揃ってます。

 

 

自宅では6畳部屋はキツイ

一般の人が自宅でギターを弾くとなると、

自宅の各々の部屋というところでしょう。

ほとんどは5〜8畳くらいかと思います。

 

正直これくらいの空間で30Wのギターアンプは少し音量を上げただけでも、かなり音が大きく感じます。

クリーンチャンネルで演奏するのであれば、ある程度小さい音量で問題ありませんが、

それでも10あるツマミが出せても4くらいまでです。

さらに難しいのがクランチの音作りです。↓

 

 

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ヴォリュームコントロールが難しい(ドライブch時)

クランチの音は歪みとクリーンの中間くらいのサウンドで、

ゲインを抑えめにして、ヴォリュームを大きくするのがポイントです。

 

しかし、6畳くらいの部屋でクランチの音を作るときに、

GAINを10あるうち2にして、

その後ヴォリュームを大きくすると、

もうツマミ3くらいになるとかなりの音量になってしまいます。

近隣住宅への迷惑を考えなければいけなくなります。

ヴォリュームを上げることが困難で、

それだと結果的にかなり音が歪んでしまい、クランチではなくしっかり歪んだオーバードライブサウンドになってしまいます。

 

もし30Wギターアンプでかなり歪むモデルでクランチの音を作るなら、

ゲインをほんのちょっとあげて(ツマミで言ったら1に満たないくらい)、

ヴォリュームを適度に上げるくらいです。

 

歪まないアンプではクランチの音はすぐに作れますが、

歪むアンプでクランチの音を作る時のヴォリュームコントロールは困難を極めます。

 

 

スタジオやライブは無理

PexelsによるPixabayからの画像

よく「30Wのアンプでライブできますか?」

という質問が多いですが、

トランジスタアンプでは小音量のライブであれば、対応は可能ですが、

ガンガン歪ますロックバンドでは、

正直ギターアンプのヴォリュームをフルアップにしても、

音量はドラムに負けます。

 

ライブでギターアンプをマイキングして、

一通りライブはできますが、

ギターアンプから出力される音(自分への音のモニター)が全く聴こえません。

ここはPAさんも頭を悩ませるところだし、

30Wはキツイという認識です。

ライブやる場合は、

トランジスタでは小さくても出力50Wは欲しいところです。

 

 

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トランジスタアンプの30Wは自宅で大きい部屋向き

ここまでの話を聞くと、

トランジスタアンプの30Wは微妙で使い勝手が悪い印象かと思います。

確かに、

自宅の6畳部屋で弾くには音量が大きすぎるし、

ライブやスタジオでは出力が足りないです。

 

ではどこで30Wのトランジスタギターアンプは使用に適しているのか・・・

 

自宅でリビング並みに広い部屋ということになります。

 

ある程度音量も出せると、

ゲインとヴォリュームの調整も上手くできるし、

やはりギターの音はヴォリュームの大きさによっても左右されるので、

30Wはある程度空間の広さも必要になってきます。

 

もし15Wか30Wで悩まれてるのであれば、

使用する部屋が6畳であれば15Wをオススメします。

Marshall MG-Gold シリーズ ギターアンプコンボ MG15

 

今回はトランジスタアンプの30Wのギターアンプについて話してきましたが、

これが真空管になれば、

話は変わってきますので、

別な機会に真空管方式の30Wギターアンプについても深掘りしていきます。

 

以上、

今日もありがとうございました。