公開日 2021年7月31日 最終更新日 2024年2月5日

Last Updated on 2024年2月5日 by TAKA∞

こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

ギターでエフェクターを使用していると、

出したい音や効果があればあるほどエフェクターが増えていきます。

最初に歪みエフェクターのみ使っているなら、単純にギターとアンプの間に接続すれば良いので、

特に考える必要はないのですが、

そこからディレイやコーラスやワウなど必要になってくると必然的にエフェクターの使用が多くなります。

そうなるとエフェクターの接続の仕方によって、サウンドに与える影響も考えないといけなくなります。

接続の仕方も一つ間違えると音に与える効果が半減してしまうこともあるので、

今日はエフェクターの繋ぎ方について深掘りします。

 

 

【エレキギター】エフェクターの接続方法(まずは基本的な繋ぎ方を知るべし!)

  • 最も推奨される繋ぎ方
  • 歪みの前後で他のエフェクターの効果が変わる
  • ディレイはアンプの手前の配置が一般的
  • ワウはギターのすぐ後を推奨
  • プロの実例
  • 正解はない

 

 

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最も推奨される繋ぎ方

あらゆる情報を収集して最も基本的な接続順は以下の通りとなります。

オクターブ系・・・実音より1〜2オクターブ低い音を出す

ダイナミクス系・・・音量をコントロールする(コンプレッサー)

ワウ系・・・ギターの音色を変える(ワウ、ワーミー)

歪み系・・・音を歪ませる(オーバードライブ、ディストーション、ファズ、アンプシミュレーター)

フィルター系・・・音を加工する(イコライザー)

モジュレーション系・・・音にウネリを与える(コーラス、フェイザー、フランジャー、トレモロなど)

空間系・・・音に余韻や奥行き、距離感を出す。(ディレイ、リバーブ)

 

 

各エフェクターの特性を考慮して接続をしないと、

音が痩せたり、割れたり、

あるいは全然方向性の違う効果が表れたりします。

上の接続図がセオリー上推奨される接続方法です。

複数あるエフェクターを接続するときはこの型を最初にやるべきです。

その後に接続を変えたりして、

どのような効果が出るのか試した方が良いです。

まずは基本形態で試してみましょう!

 

 

 

歪み系の前後で他のエフェクターの効果が変わる

歪み系のエフェクターは上の基本的な接続を例にすると丁度真ん中に位置します。

実は歪み系以外の他のエフェクターは歪み系の前後で全く効果が違うものになってきます。

例えば、

ワウペダルを歪み系の前に接続すると、効きが深くなり、

後に接続すると、その逆というか効果が半減したような感じです。(それを狙ってワザと歪みの後に繋ぐ人もいる)

 

ディレイを歪み系の前に接続すると、

原音とディレイ音のレベルが同じになるが、ある意味それがかなり効果的だったりもします。

 

リバーブは歪み系の前に繋ぐと、リバーブ音が歪み余韻としての効果がなくなります。

歪み系エフェクターが一つの中心線であるかのように、

前後で効果が分かれます。

ではこれらのうちディレイとワウについて以下の見出しでdemo演奏も交えながら実践していきます。

 

 

 

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ディレイはアンプの手前の配置が一般的

上の接続図でもあるように基本はアンプの手前に配置します。

実際に下の動画で歪み系の前後でどのような効果が表れるか試してみましょう!

前半と後半接続を入れ替えてます。

最初は基本的な接続ですが、自然なディレイ音で音が減衰していきます。

この接続を逆にすると、ディレイ音がハッキリしているがどこか不自然な減衰の仕方です。

もっと音量を調整すれば良い感じのディレイ音として使えます。

 

また、ディレイとコーラスを逆にすると違う効果が得られ、

不自然だが不思議な奥行き感とステレオ効果が表れます。

あえてこの効果を狙ってアンプ→コーラス→ディレイ→ギターという接続にしている人もいます。

 

 

 

ワウはギターのすぐ後を推奨

下の動画で聴くと、

歪み系エフェクターの前後では全くワウのニュアンスが違いますね。

大抵みなさん気に入るのはギターのすぐ後の効果だと思います。

後者でギターの後に歪みエフェクター→ワウを繋ぐと、

悪くはないがワウを踏み込んだ時と戻した時の音量差というのがハッキリしていて、

これも不自然な感じですね。

何か飛び道具というか特殊な効果を狙うのであれば後者もありです。

もしワウペダル持っていましたら試してみましょう。

 

 

 

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プロの実例(セオリー以外の接続の例)

ここでプロでの実例をいくつか紹介しますが、

基本系以外の接続の仕方をしている人の例を列挙します。

 

ACIDMAN   大木伸夫氏

DD-20(デジタルディレイ)を歪み系エフェクターの前に接続しています。

おそらくディレイ音より明確にする意味でもありますが、

これは両者のヴォリュームをシビアに設定しないとアンプを飛ばす危険性があります。

 

 

the pillows   山中さわお氏

イコライザーBOSSのGE-7をアンプの前に接続してます。

山中氏曰く「良いギターを探すよりもEQで補正した方が手っ取り早い」とのことです。

よってイコライザーは音色を作るためよりも、補正目的での使用です。

 

 

 

正解はない

上でエフェクターの接続図で基本形態を示しましたが、

あくまでもこれが各エフェクターとして効果が発揮される接続順と思って良いでしょう。

プロアマ含めて、この型を踏襲してエフェクトボード組んでいる人多いですから!

ただ、それでも接続順を決めるのはみなさんの実行力であったり耳であったりします。

この基本形態がこうだからこの接続で良いだろうという思考停止的な考えではダメです。

あくまでまずは基本形態で接続してみて、

その後逆にして効果を確認して、

その上でどっちが良いかを判断すれば良いです。

なので、基本形態はあくまで基本的なことであって、

最終的にはみなさんの感性や耳で決めるので、

正解というものは絶対的にはありません。

要はどういう効果を音に与えるかが重要です。

それを決めるのはあなた自身です!

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以上、

今日もありがとうございました!