公開日 2021年9月28日 最終更新日 2023年8月8日
Last Updated on 2023年8月8日 by TAKA∞
こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍
今から思い返すと、
2000年前半はエレキギターのサウンドはかなり重厚なヘヴィさを求める傾向がありまします。
スリップノット、パンテラ、ザックワイルド、ゼブラヘッド、コーンなど・・・
エレキギターのチューニングを4音下げたり、
あるいは7弦ギターを使用したり、
とにかく重厚なサウンドの時代とまとめて言っても良いです。
確かその時代にメタリカはアルバム「セイントアンガー」がそのようなサウンドが前面に出てます。
今日はその時代の真っ只中で重厚なサウンドを醸し出していた
Kornのアルバム「TAKE A LOOK IN THE MIRROR」をレビューします。
【Korn】アルバム「TAKE A LOOK IN THE MIRROR」全曲レビュー(感想)
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RIGHT NOW
アルバムオープニングを飾る曲です。
1曲目に相応しく、ダークな感じだが耳に残るリフ、
地の底から鳴り響くギターはマンキーとヘッドともに7弦ギターを使用。
ベースのフィールディは5弦ベースで、もうほとんど打楽器状態・・・
ヴォーカルのジョナサンは歌というよりはシャウト、
だがメロディーを大切にしている感じもする。
リリースされた2003年を象徴するようなサウンドで、
この曲がそれをを物語っています。
ここからがこのアルバムのKornとして語る音が始まり、
次の展開への期待を抱かせます。
BREAK SOME OFF
1曲目からの勢いをイントロでそのまま引き継ぎ、
歌が入ると、一瞬落ち着き、
また日本でいうBメロでシャウト気味の歌へと変わっていく、
このギャップが聴いていて面白い!
2回し目のBメロの後の弦楽器のリフは、
ギターなのかベースなのか、
これは正直ギター弾きでもベース弾きでも意見が分かれる微妙なところです。
最後はシャウトで攻めるので、
一言で言うと「俗悪」(音が・・・)
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COUNTING ON ME
どこか渋さが残るスタンダードなギターリフ。
最初の2曲目よりもメロディアスっぽい!
ギターのベヴィさよりも音数で勝負しているような、
ただ重さは変わりないです。
がしかし、曲の後半では弦楽器の重厚さとシャウトで攻めてくる!
これがKornなのか・・・
HERE IT COME AGAIN
ここで変化球を咬ましてきますか・・・
いやこれは見せかけだけで、
しっかり重厚なROCKなリフをかき鳴らしてきます!
低く重厚なギターサウンドでどこか優しく暖かさを感じる歌がとても印象的です。
やはりサビで叫んできます。
間奏で一旦落ち着くが、
その後の弦楽器の重厚サウンドワークとシャウトは、まさにこれがKornと思わせてきます。
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DEEP INSIDE
ドラマティックさを感じるギターリフ、
やはりヴォーカルも泣いているような感じもする。
Aメロに当たる部分のベースがどれだけ低く重いかが手にとるようにわかったような、
良い意味で不気味さを感じます。
DID MY TIME
イントロのギターの単音のリード的なリフで始まりますが、
交互にバンド全体でコードワークが入るので、
このバンドの重厚という重い剣を振りかざしているような、
音から感じるのは私TAKA∞だけだろう・・・
色んなリフのパーツを組み合わせてつくっただろう、
リフのヴァリエーションが聴いていて楽しませてくれます。
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EVERYTHING I’VE KNOWN
ダークな重さを感じるアルペジオから展開する曲。
地底から感じる苦しみを爆発させるような重低音サウンドはまさにパワフル。
サビのメロディーはどこか切なさを感じる。
PLAY ME
アルバムの曲中で一番重低音が響き、
ラップも入っていてダークなミクスチャーなイメージです。
ここが一つの転換点となる曲でもあり、
Kornの音楽性の幅広さを感じるし、
印象は悪の世界へ引き込まれる、
そして「ヘヴィ=悪魔」という図式をこのアルバムで創るのか?
ALIVE
曲の出だしはツインベースと言っても良いよね?
というくらい低すぎる!
「ALIVE」というタイトルなだけに、
暗い中で死神なのか、
この世のものとは思えぬ叫びが聴こえます。
ただ単にヴォーカルを歪みか何か加工しているだけだが・・・
LET’S DO THIS NOW
ここにきてこんなキレイで爽やかな出だし、
雰囲気を変えてきたか!
と思いきや、
やはりKornです!
このギャップはどうなんだろう?
これは各自聴いて楽しんでくれ!
I’M DONE
いよいよアルバムも残り3曲、
何か差し迫るものがギターのリフから感じられます。
ここまで来ると、
このアルバムの作風というのがハッキリ見えてきて、
この曲でもそうですが、
とにかく全体のグルーブというものがかなり整合させていて、
重厚さを醸し出すために歌の中でも常に特徴あるリズムで刻んでます。
Y’ALL WANT A SINGLE
ギターでかなり攻めてくるのはこのアルバムの中でも群を抜いてこの曲か、
あるいは「RIGHT NOW」の次であろうか・・・
一見デスメタルのようなシャウトのヴォーカルが印象的だが、
メタルとラップとオルタナなど複数の要素を組み合わせてる曲です。
WHEN WILL THIS END
いよいよアルバムラスト曲!
いかにも締め括るために作った曲だと思うのは、
これは先入観で思うだけなのか・・・
いや、Kornがこのアルバムで語ることが、
ここに集大成としてあるような、
短い時間の曲で全てが凝縮されています。
ONE(メタリカカヴァー)ボーナストラック
ボーナストラックとして、
ライブで演奏したメタリカのカヴァー曲「ONE」です。
Kornなりにアレンジされているけど、
サビの部分はジェームズ・ヘッドフィールドかと思うくらい似ています。
私TAKA∞的には最後のギターソロを弾いて欲しかったなという印象ですが、
やはりコードワークが素晴らしいこれがKornなので、
これで良しにしたいと思います。
以上、Korn、アルバム「TAKE A LOOK IN THE MIRROR」レビュー(感想)でした。
全体的にダークな印象です。
というか重厚さを前面に出すのであれば、
ダークさは付き物かとも思いました。
7弦ギターの素晴らしさを存分に醸し出してくれるマンキーとヘッドは、
ギターヒーローとは違うけど、
Kornというバンドのギタリストといえば当たり前だけど、
グルーブの中にギターが存在しているということを物凄く認識していて、
そこがKornのグルーブの素晴らしさが出ています。
重低音サウンドを志しているギター弾きやベース弾きは、
是非一度聴いてみて欲しいです。
【輸入盤CD】Korn / Take A Look In The Mirror (コーン) 価格:1,790円 |
以上、
今日もありがとうございました。