公開日 2021年9月3日 最終更新日 2023年4月1日

Last Updated on 2023年4月1日 by TAKA∞

こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

DTMでは音の選択肢は無数にあります。

Appleで提供しているLogic Proのソフト音源でも豊富にあると思うくらいです。

他メーカーでもよりリアルな音で、

例え打ち込んだ音でさえも人間が演奏したような感覚にもなってしまうくらいです。

ただ打ち込みは大抵はドラム、たまにベース、キーボードのストリングなどが多いですが、

ギターはどうでしょうか?

バンドサウンドの中で一番打ち込みに程遠い楽器です。

今日はDTMでギターを打ち込んで良いか否かについてお話しします。

 

 

【DTM】ギターは打ち込んで良い?(結論:極力人間が弾くべき!)

  • ギターは万能の楽器
  • 個性が存分に出る
  • 表現によって音楽的な味が出る
  • 打ち込みは勿体無い
  • 極力ギターは弾いた方が人間的なサウンドになる

 

 

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ギターは万能の楽器

というとちょっと語弊があるかもしれません・・・

 

楽器全体として、

大まかに分類すると、

楽器の高低でリズム楽器とメロディー楽器に位置付けされます。

 

例えば、

ベース、コントラバス、チェロ、チューバ、バリトンサックス、トロンボーンなど、

これらの楽器はアンサンブルの中でメロディーを奏る機会はないことはないですが、

ほとんどはリズムを構築する楽器です。

 

そして、

ヴァイオリン、ヴィオラ、ソプラノサックス、アルトサックス、トランペット、フルート、ハープ、三味線など、

これらは主にメロディーを弾く機会が大半です。

歌ものの楽曲の時にバックで鳴っている時でも、

リズム的というよりリード的な役目が大きいです。

リズム的なことも弾きますが、大半の役目はメロディーです。

 

両者とも役目がしっかりあるということです。

 

これがギターとピアノだったらどうでしょう?

 

両者はコードで弾いたり、単音でメロディーを弾いたり

リズムとメロディー両方とも役目がありますよね。

ギターもピアノも歌がある時には、コードで弾いて上手くベースと絡み合って

リズム楽器として役割を担ってます

間奏の時には両者とも主張することが多く、

単音でメロディーを奏ます。

 

なので、

ギターは数多ある楽器の中で、

リズムとメロディー両方担うことができる、

万能の楽器ということです。 

 

 

個性が存分に出る

バンドサウンド基準で話を進めると、

ドラムとベースはよりリズムをしっかり刻めるかがポイントになります。

なので、リズムが狂うことは許されない楽器でもあります。

 

これら楽器は打ち込みで音源を作る意義はあります。

 

しかし、ギターはリズムが狂わないことは前提になりますが、

ただ、全く狂わないかというとちょっと違います。

ほんのわずなか気付かないレベルのズレだったらそれが個性になることがあります。

 

譜面上では表すことができない動きというのが、

ギターに個性をもたらします。

ただ、なんでもかんでも個性を出せば良いというわけでもなく、

あくまでもバンドサウンドでの視点での話です。

 

 

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表現によって音楽的な味が出る

ギターでチョーキングというテクニックがあります。

周知の通りギター弦を押さえて弦を押し上げて音程を上げるテクニックです。

 

ただチョーキングにも色々方法があって、

瞬時に弦を押し上げるチョーキングか、

あるいは♫の通りゆっくり弦を押し上げるチョーキングか、

両者かなり印象は変わります。

 

またポルタメントチョーキングという、

音程を少しずつ変化させるテクニックです。

 

またクォーターチョーキングという半音まで上げない、

微妙なチョーキングもあります。

 

これらはソフトウェア音源では再現できたとしても、

どこか機会的になりがちです。

 

音符の通り弾くチョーキングは再現度は高いかもしれませんが、

ここ一発インパクトを与えるチョーキングだとしたら、

打ち込みでやってしまうと与える印象は薄くなります。

 

ここは人間が弾いて初めてインパクトが出て、

しっかり人間的な味が出て、メロディーとしての表現になります。

 

 

打ち込みは勿体無い

なので、正直ギターを打ち込みで制作してしまうのは勿体無いです。

ただこれはギター弾き目線の結論であって、

正解ではないです。

というのはプロでも100%ギターパートを人間が弾いているかというと、

首を頷けないです。

 

ある例を取ると、

ワンフレーズを人間が弾いてそれをDAW内でループさせることもできます。

ギターを専門としない人でそういう手法を取る人もいます。

この場合は打ち込みとは違います。

確固たるヒューマンサウンドです。

 

あとは作る音楽が機会的なサウンドを狙うのであれば、

100%ギターを打ち込むのはアリかもしれません。

作る楽曲に対してどう表現与えるかがポイントです。

 

ただ人間味のある音を出せるという点で、

ギターは人間が弾かないと細かいニュアンスは出せないです。

 

 

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極力ギターは弾いた方が人間的なサウンドになる

これまで語ってきた結論でいうと、

ギターは打ち込みではなく人間が弾いた方が、

しっかり味が出て、

人間的なサウンドになります。

 

ただDTMerの中にはギター弾けない人がいると思います。

その人からしたらギター弾けないから打ち込んだって良いではないかと思いますが、

そういう場合は、

周囲にギター弾ける人に弾いてもらうのも手だし、

またギターを弾けるように練習して、

ワンフレーズ弾いてループで作っていくというのも手です。

ただし、それはバッキングに限り、チョーキングなどニュアンス勝負のフレーズは厳しいです。

 

あとはギターの音の動きをしっかり研究して、

その上でソフトウェア音源でギターを再現するという方法です。

 

最後に言うと、

ギターは微妙なニュアンスで楽曲の印象にも影響を与えれるので、

極力人間が弾いた方が生きたサウンドになります。

 

以上、

今日もありがとうございました。