こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です。
先日友人のギター弾きからこのようなご質問をいただきました。
「スタジオでのバンド練習の時に音作りにどれくらい時間を費やしますか?」
これはバンド経験豊富なギター弾きでも、音作りについて時間を測っている人はいないので、
なんとも答えようのない感じです。
しかし、ご質問者さんは自身のバンド内で音を作り過ぎてしまう傾向にあり、他のメンバーにも迷惑をかけているしまったとのことで悩んでます。
今日はスタジオでバンド練習の時に音作りにかける時間について、
大まかな最適な時間とそれに対して何をするべきかについてお話しします。
【エレキギター】スタジオのバンド練習で音作りにかける時間(2つのことを意識)
- スタジオに入る目的
- 素早くセッティング
- ノーマルセッティングから始める
- 常にセッティンはメモを取る
- 意識することは2つ
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スタジオに入る目的
まずは根本的なことを意識するとして、
スタジオには何のために入りますか?
決して高く金額ではないけど、大切なお金を支払ってスタジオに入るので、
その時間はメチャクチャ貴重な時間です。
まずはそこを考える原点としてどうでしょう?
<スタジオに入る目的>
・バンドとしてのサウンドチェック
・バンド演奏のアンサンブルの精度を上げる
・ライブに向けた曲順等確認
確かに”バンドとしてのサウンドチェック”で音作りはしますが、あくまでバンド全体のバランスを整えるための調整がメインになるので、
ギター弾きとして個性を出すための音作りではありません。
スタジオではバンド全体としてスタジオでしかできないことをメインにやります。
素早くセッティング
バンドで演奏する時間を存分に確保するためにも素早くギターアンプやエフェクターをセッティングします。
と言っても、せっかくスタジオで音を出すので納得のいく音を作ってバンド全体として演奏したいところです。
ただあくまでバンドでスタジオに入って演奏することが主目的なので、
以下の意識に重点を置いて音作りをしてください。
・バンド全体のバランス
特にバッキングの音作りではヴォーカルを前に出すために中音域をカットしたり、
ベースに低音域を譲るためにカットしたり、
他のパートとのバランスを図ることを大切にすることが、心地良い演奏に繋がりますし、
それがバンド全体としてのサウンドチェックになります。
ギターソロの場合は自分の好きな音作りでも良いですが、ある程度他のパートとの兼ね合いも考えた上で音作りをする方が聴き手も聴きやすいし、よりバンドの音楽が伝わりやすいです。
とは言え、最初はこんなバランスの良い音作りは難しいかもしれません。
素早くセッティングするために以下2つのことを実践します。
・ノーマルセッティングから始める
・常にセッティンはメモを取る
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ノーマルセッティングから始める
おそらく大半な人がエレキギター始めた時に「アンプの設定は全て12時方向」とYouTubeあるいは教則本から学んだことでしょう。
これがノーマルなセッティングですが・・・
もし、スタジオで初めて使用するギターアンプをセッティングする場合は、このアンプのGAINやEQを全て12時方向にして、
そこから音作りを始めます。
12時方向から足りないものは右に回して音の成分を足したり、削りたいものは左に回してカットして調整していくのが理想の音作りです。
ただ、上でも話したように、あくまでも基本はバンド全体のバランスを重視して、
ギターソロは全体のバランスをベースにGAINやEQで微調整しながらサウンドメイクしていけば良いでしょう。
常にセッティンはメモを取る
上で設定したセッティングは常にメモをとることを心がけます。
というのはスタジオ入るたびにギターアンプが異なることがほとんどです。
毎回同じスタジオで同じ部屋で同じギターアンプであれば良いですが、
流石にそれは難しいでしょう。
貸しスタジオは他の人も予約するので、同じ部屋に入れず異なるギターアンプで演奏することが大半です。
なので、ギターアンプが変わる度に必ずセッティングをメモしておけば、
例えばマーシャルのJCM900の時はこのセッティング、JCの時はこのツマミの量というように
各アンプごとのセッティングをメモしておけば、
実際スタジオに入ったときにスムーズに音作りができて、演奏にすぐに取り組めます。
できれば使用しているエフェクターもセッティングメモしておいた方がよりスムーズに音作りができます。
今はスマホの普及でメモアプリなんかに常にメモしておけば良いでしょう。
写真でもOK!
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意識することは2つ
以上のことから、
とにかくスタジオのバンド練習の際に意識することは以下の2点です。
・スピード
・判断
そのためにはいろんなギターアンプを使って経験を積むことが大切です。
急にはできないので、スタジオ入る毎に上の2つを意識してみましょう。
以上、ギター弾きのスタジオのバンド練習で音作りにかける時間でした。
ギター弾きも音作りに拘れば、状況に関わりなくそこだけにフォーカスする人もいます。
気持ちはわからなくもないですが、
バンドでスタジオ入る以上は音作りが目的ではなく、
バンドとしての演奏して合わることが第一の目標だし、
そこから精度を上げてライブに向けて鍛錬を積んでいくことになるので、
音作りは基本スムーズに素早くというところです。
最初は難しいですが、スタジオ入る毎に経験を積んでいきましょう。
以上、今日もありがとうございました。