公開日 2022年6月17日 最終更新日 2023年5月19日

Last Updated on 2023年5月19日 by TAKA∞

こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

先日このような質問がギター弾きの高校生からありました。

「バンドでギターヴォーカルをやりますが、その時のギターは全てパワーコードで良いのでしょうか?」

確かに歌いながらだと、細かいプレイをやるよりはパワーコード弾きたくなりますね。

ただ、それで世の中の楽曲が全て成立するかと言えば、そうではないでしょう。

今日は上記の質問に答える形で、リズムギターのフレーズメイクについてお話しします。

 

 

【バンド】ヴォーカルギターのリズムギターはパワーコードだけで良い?

  • パワーコードのメカニズム
  • カバーで曲調の方向がしっかりしていればOK
  • 完コピ目指すならバンドスコアを参照
  • 最終的にはバンドサウンドの厚み重視

 

 

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パワーコードのメカニズム

今一度パワーコードをおさらいしておきましょう。

以前以下の記事にてパワーコードの理論について書いてます。

http://taka-music.com/ギター初心者、パワーコードの理論と押さえ方+/

引用すると、

理論的に言うと、5度和音のことを言います。

譜面で表すと、

http://taka-music.com/ギター初心者、パワーコードの理論と押さえ方+/

5度和音と言うのは「ド」から始めて「ソ」が5つ目の音になるのでこれを5度といい、

さらに和音なので「ド」と「ソ」を同時に鳴らすので5度和音と言います。

”ド”レミファ”ソ”

つまりこれが、パワーコードのメカニズムとなります。

http://taka-music.com/ギター初心者、パワーコードの理論と押さえ方+/

ギターのタブ譜に表すと、

一つ加えると、

パワーコードのサウンドは安定した和音で攻撃的な印象があります。

なのでほとんどのロックの曲で使われてます。

 

 

カバーで曲調の方向がしっかりしていればOK

Greg FordyceによるPixabayからの画像

例えば、パンク系など1曲通してコード弾きで成立している曲であればパワーコードで弾いても問題はないです。

あるいは昔の歌謡曲をロック調にアレンジする場合でもパワーコードで弾くだけでも雰囲気出せることは間違い無いです。(ただその歌謡曲がロック調のアレンジに適せばの話・・・)

ほとんどの楽曲の場合はロック調の雰囲気を出す場合に多用するような感じになります。

パワーコード自体の響きが攻撃的なので、良くも悪くも何を弾いてもロックになります。

また、バラード曲をカバーする場合でもリズムはパワーコード、リードはアルペジオで分担すると、

ロックな感じとバラードの感じ両方引き立つことでしょう。

カバー曲あるいはロック系のコピーで方向がしっかり定まっていればパワーコードで攻めてOKです。

 

 

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完コピ目指すならバンドスコアを参照

Anna VenturaによるPixabayからの画像

ただし、カバーのようなアレンジを加えて演奏するのではなく、

バンドスコアを基調としたコピーの場合は話は別です。

それはリードギターの弾くフレーズによってバランスが悪くなったり、

またポップ調の曲でパワーコードでアレンジしてしまうと、

楽曲の世界観が壊れてしまう場合があります。

なので、楽曲の完コピを目指す場合は、

極力楽曲を耳コピしたり、バンドスコアを参照にする方が良いです。

 

 

最終的にはバンドサウンドの厚み重視

とはいえ、バンドスコア通りにやってみてバンドサウンドが薄くなることもあります。

それはバンドの音作りにも問題ありますが、

案外パワーコードで解決できることもあります。

ただ、世界観が壊れない程度を意識しないといけないですが、

やはりバンドサウンドの厚みはかなり重要だし、

弾く方も気持ちいいし、

聴く方も驚きがあります。

臨機応変な対応というところになりますが、

バンドをやる以上は音の厚みを意識してはどうでしょうか。

 

 


以上、ヴォーカルギターのリズムギターはパワーコードだけで良い?についてでした。

ただ、答えは一概にパワーコードで良いというふうには言えません。

弾く曲のジャンルや雰囲気、楽曲の世界観によって決めます。

そこで合致すれば全てパワーコードで通せば良いし、

それが困難を極めるなら頑張ってパワーコード以外の演奏法を覚えると良いでしょう。

今日もありがとうございました。