公開日 2021年5月9日 最終更新日 2023年4月5日

Last Updated on 2023年4月5日 by TAKA∞

こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

ギターの教則本によっては全く触れないテクニックがあります。

それは

「オクターブ奏法」です。

楽曲ではバッキングとリード両方に使用され、

バッキングではパワーコードの次に出てくる演奏法です。

どういうわけか全く触れない教則本があります。

バンドスコアで突然でてくることもあるので、

なので、今日はオクターブ奏法についてお話ししていきます。

 

 

【ギター初心者】オクターブ奏法はバッキングにもリードでも使用頻度高い!

  • オクターブとは  
  • ミュートをしっかり習得
  • 押さえ方
  • エクササイズフレーズ
  • ロックギターでは必須テクニック
  • ウェスモンゴメリー

 

 

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オクターブとは

●8度和音

簡単にいうと、下の楽譜のことを言います。

始点とする音から8つ目にある音のことです。

よく「1オクターブ高く〜」とか言いますが、

そのことです。

例えばピアノの白鍵盤ドを始点とすると、8つ目のドの音です。

 

●和音の中で綺麗

和音は8度和音、意外にもパワーコードの5度だったり、4度、3度が楽曲上で出てくるでしょう。

他の和音ももちろん出てきます。

8度和音は同じ音のオクターブ違いなので、

最も綺麗な和音となります。

ですので、

楽曲上で8度和音で演奏あるいは歌のアンサンブルで出てくれば、

綺麗だったり、纏まったり、

ギターだったら音の厚みが増したりします。

 

 

ミュートをしっかり習得

ここからはギターでオクターブ奏法弾くということのみにスポットを当てます。

まず、ギターのオクターブ奏法はタブ譜上以下のように示されます。

下のタブ譜では6弦の3フレットと4弦の5フレットを押さえて、

5弦はミュートすることになります。(もちろん3、2、1弦もミュートします。)

オクターブ奏法は如何にして不要な弦をミュートできるかが一つのポイントです。

そのためにいきなりやってしまうと、不要な弦がなってしまうので、

最初はミュートをしっかり下の動画のようにやってみましょう。

 

 

 

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押さえ方

一般的には2通りありますが、

人差し指と薬指、人差し指と小指のパターンです。

どちらか押さえやすいと感じた方で良いでしょう。

ただ、人差し指と小指の方は上の項目のミュートのやり方を少し変えただけです。

人差し指と薬指は私TAKA∞はハイフレットのオクターブ奏法で、とても動きやすいと感じているので、

そのパターンで弾いています。

 

 

エクササイズフレーズ

 

 

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ロックギターでは必須テクニック

最初はミュートが大変だと思いますが、

練習に練習を重ねれば、できるようになります。

このオクターブ奏法は、ロックでは日常茶飯事的にいろんなギタリストでも演奏するし、

色んな楽曲でも使われてます。

主にこんな場面で使われます。

 

●ツインギターのバッキング

片方がパワーコードを弾いて、

もう片方がリードみたいにフレーズに色付けするような感じで、

コードに忠実に音を運び、時たまコードから外れたフレーズも弾くことがあります。

両方でパワーコードでも厚みは出ますが、

片方がオクターブで弾くことによって、

厚み+フレーズのヴァリエーションも豊富になります。

またカッティングと混ぜるとオケの中で抜きん出たアクセントにもなります。

 

●ギターソロ

どのバンドでも独特な厚みで色を強く出せるので、

ギターソロでここぞという時にも使われます。

特に3ピースバンドあるいは4ピースでギター1本のバンドでは、

単音で弾くとバンド全体のサウンドが薄くなるので、

オクターブで厚みを出してソロを引くケースが多いです。

特に日本ではACIDMANはギターソロでオクターブを多用しているケースが多々あります。

 

 

ウェス・モンゴメリー

オクターブ奏法を語る上で、この人なしでは語れないだろう!

ウェス・モンゴメリーは1960年代にオクターブ奏法で一世を風靡したジャズ・ギタリストです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ウェス・モンゴメリー

時を遡ること1930年代のジャズは、ギターはコード弾きが主体で今みたいなメロディー楽器ではありませんでした。

ここでチャーリー・クリスチャンというギタリストがジャズで初めて単音でギターソロでメロディーを弾いたのが一つのギターの革命でした。

それ以前にジャンゴ・ラインハルトというベルギーのジャズギタリストがソロを弾いてましたが、アメリカで人気を確立したのは1940年代中頃になるので、チャーリーがエレキギターでの単音引きのギターソロの先祖ということになります。

1960年代にウェス・モンゴメリーが単音弾きをさらに進化させオクターブ奏法を頻繁に使い、

それまでアクセント的に使われる奏法からメロディーやソロを弾く奏法を確立させました。

今ではジャズというよりロックギターの印象が強いですが、

先人の努力のおかげで、今我々がギターで色んな表現を醸し出せているわけです。

 

オクターブ奏法は最初は歯痒い思いをしますが、

鍛錬を重ねればできますので、

とにかくギターを弾きましょう!

今日もありがとうございました!