公開日 2021年8月28日 最終更新日 2023年2月21日
Last Updated on 2023年2月21日 by TAKA∞
こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍
先日このようなツイートをしました。
おそらく安いギターと高いギターは音が違うのだろう・・・
というのがイメージにあると思います。
ギター弾いたことない人にとっては尚思うはずです。
しかしこの両者の違いはサウンドだけではないので、
この記事では1万円のギターと10万円のギターの違いについてお話しします。
【ギター】1万円ギターと10万円ギターの違い(アコギで比較動画あり)
- 1万円ギターの特徴
- 10万円ギターの特徴
- 主な違いは・・・
- 音楽の方向性ないし自分の好みで決めよう
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1万円ギターの特徴
今回1万円のギターとして例として使用するのは、
初心者向けギターとして有名なLegend(レジェンド)のアコースティックギターです。
型番はFG-20Nです。
おそらく最初見た時の印象はとても綺麗です。
これが1万円とは思えない良い形です。
最初に弾いた時の印象は別に悪くはないと皆が口を揃えて言うでしょう。
サウンド面は下の動画にて、まずは聴いてください。
最初にこのギター弾いた時のサウンドは本当に悪くはないです。
高いギターと比較すると確かに響きという点では、
とても浅くて、どこか詰まったようなサウンドです。
また音が多方向にバラけてる印象もあります。
このFG-20Nのボディが少々小さいというのもありますが、
ギターの表面でしか鳴っていないという印象です。
また、だんだん弾いていくと
弾き心地が硬く、弦高も高くフレット押さえにくいです。
これが安いギターの特徴でもありますが、
あくまでも高いギターと弾き比べた時に感じることです。
もし、初心者が最初に弾くギターとしては、
フレットを押さえる訓練としては良いかもしれないです。
10万円ギターの特徴
今回10万円ギターの例として、
K.YairiのエレキアコースティックギターBLL-55CEを使用します。
エレアコだがアンプ通さない場合は、
アコギの響きと一緒です。
K.Yairi YFL-55CE/VS エレアコギター Kヤイリ 新品価格 |
アコギの老舗メーカーで高級ブランドのイメージがあるK.Yairiです。
このBLL-55CEはK.Yairiの中でも高くもなく安くもない位置付けですが、
ボディの見た目は木の奥深さみたいのを感じます。
サウンドについては下の動画をご覧ください。
最初にフレット押さえた時の印象は、
とても柔らかいに尽きます。
弦高が高くも低くもなくベストな高さと言っても良いでしょう。
私TAKA∞が購入の際に試奏した時も最初に弾いた時の印象が、
手に吸い付くような感覚で、
まるで自分の手がギターと一体化したみたいな感覚になりました。
これは私TAKA∞個人の感想です。
弾き心地はほとんどの人でも軽く少ない力で弾けるということを感じることでしょう。
サウンド面についても
柔らかい印象がありつつも、
ボディーの底からなっているような、
響きがものすごく奥深いです。
コードを弾いた時の音は、一箇所に向かって響きわたる印象です。
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主な違いは・・・
両者の違いは上記の文面で分かりますが、
今後長く使用していく過程で決定的に違う面が3つほどあります。
- サウンド
- 弾き心地
- パーツの耐久性
サウンド
上でも述べたように、
1万円ギターは響きが浅くて、どこか詰まったようなサウンドで、
10万円ギターは柔らかくボディーの底から音が鳴っていて、
響きが奥深いのが特徴です。
ただそこには音の良し悪しを分けるのは少々違います。
1万円ギターは買った時すでに上記のような音で、
数ヶ月から年単位で使用してもずっと音は変わりません。
これが安いギターの特徴です。
10万円ギターはプレイヤー次第で音が変化していき、
上記の基本的な弾き心地は変わらないけど、
音のニュアンスなどはよりプレイヤーの個性を引きだすというか、
弾き込めばその人のクセなどがギターに馴染み、
それがサウンドに反映されます。
高いギターはエレキでも弾いていくに連れて、
よりその所有者のプレイヤーに宿った音になっていくというイメージで、
音が良くなるか否かはプレイヤー次第ということです。
弾き心地
重複になりますが、
1万円ギターはピッキングした時に硬い印象があり、
力を抜いてもヒットした時に重たいものに当たる感じです。
それでいて弦高が高いです。
10万円ギターはとても柔らかく手に吸い付くような感じで、
とても弾きやすい印象です。
パーツの耐久性
ここが安いギターと高いギターが決定打的に違うところです。
1万円ギターはペグのネジがバカになったりして、
後々締めても締まり切らない状態になることがあります。
エレキギターだったらヴォリューム回した時にガリが起きたり、
ピックアップセレクターの不具合など、
消耗品の劣化がとにかく早いです。
それに対して10万円ギターは完全にない訳ではないけど、
1万円ギターと比べるとパーツの劣化は遅く、
金属部のサビはあったとしてもネジが締まり切らないということはほとんどないです。
ただ、10万円ギターでも中国で加工を行なったものについては、
早い段階でネジの緩みがある可能性もあります。
要はギターの価格が上がるにつれ、
パーツの耐久性が高くなるということです。
音楽の方向性ないし自分の好みで決めよう
ここまで1万円ギターと10万円ギターを比較してきましたが、
決してどっちが良いか悪いという話ではありません。
確かにパーツのサウンドや弾き心地や耐久性は良いことに越したことはありません。
しかし、サウンド面についてはどうでしょうか?
1万円のギターの「響きが浅くて詰まった音」は悪い音でしょうか?
これも一つの考え方や捉え方なのかもしれないけど、
一つの音の特徴と捉えると使える幅が広がると思います。
例えば、
楽曲によってはこのような音がマッチすることもあるし、
効果的なことだってあります。
この「響きが浅くて詰まった音」が味になることもあるし、
その音が好きという人も中にはいます。
なので、
ギターを購入するときには、
音の良い悪いではなく、
自身のやりたいことや音楽の方向性、
あるいは好みの音で、
実際に楽器屋さんで試奏して決めた方が、
自身にマッチしたギターを選ぶことができると思います。
以上、
今日もありがとうございました!