公開日 2022年2月5日 最終更新日 2024年2月17日
Last Updated on 2024年2月17日 by TAKA∞
こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍
昨今、テレビ番組でのライブでアーティストが耳にしているイヤフォン・・・
それはイヤフォンではなくイヤモニター(以下イヤモニ)です。
一昔前でもイヤモニは採用されてましたが、一部のアーティストでの使用に留まっていました。
当時はマイクスタンド下にあるモニタースピーカーで、
歌い手の音の返しをモニターしてました。
それはさておき、
イヤモニとイヤフォン何が違うのか疑問ですよね。
同じ耳にセットするまではほぼ同じなのに・・・
今日はイヤモニとイヤホンの違いについてお話しし、
両者の使用用途について、
どういう人にどちらが最適かについても言及します。
【イヤモニターとイヤフォンの違い】構造と使用用途に違いがある
- 本編の前に・・・
- イヤモニターの特徴
- イヤフォンの特徴
- 両者の違い
- 使用用途
スポンサードサーチ
本編の前に・・・
当記事ではイヤモニターとイヤフォンの違いについてお話ししていきますが、
両者の対象機種は以下のモデルになります。
イヤモニター
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / IE100PRO クリア カナル型イヤホン
イヤフォン
Apple EarPods
イヤモニターの特徴
導入文で述べたように、
テレビでよく見かけるようにプロの歌手が耳に装着していることから、
外観としてはイヤフォンと同じように見えます。
しかし、イヤモニターは大音量の音楽ステージで演奏するため、
自分以外の楽器等をしっかり聴くため、
観客の声など入らないようにするため遮音性が高いです。
耳に装着すると無音の世界というのは少々語弊がありますが、
耳栓をしている、
あるいはAppleのAirPods Proでノイズキャンセリングを適用した時のような感覚です。
また、サウンド面については、
モニターヘッドフォンと同様なクオリティで、
音質はフラットです。
つまり何も加工していない状態の音です。
楽器や歌など、音そのものをダイレクトにイヤモニターを通して聴くことになります。
まとめると、
イヤモニは遮音性が高いのと音そのものをダイレクトに耳に伝えるという2点特徴があります。
スポンサードサーチ
イヤフォンの特徴
大衆的に日常で使われていて、
100円ショップでも売られているものから、
10,000円以上の高クオリティのモデルまで、
様々なモデルのイヤフォンが世の中に出回っています。
世界の大半がこのイヤフォンを使用しています。
イヤフォンは耳に掛けるインナーイヤー型と耳の穴に差し込んで使用するカナル型があり、
中には遮音性の高いモデルもありますが、
大半は遮音性は度外視され、
ものによってはかなり音漏れがします。
AppleのEarPodsは大音量で聴くと、
音漏れで周囲に迷惑をかけることもあります。
音の性能として、
イヤフォンは聴きやすくするために、
あらかじめ加工されています。
イヤフォンのメカニズムとして、
電気信号を音響信号に置き換えてイヤフォンのスピーカーに伝えるので、
この点がイヤモニと異なる点です。
大半のイヤフォンは中音域〜高音域にかけて抜けがよいのが特徴です。
つまり聴きやすいように加工されています。
両者の違い
以上をまとめると、
イヤモニ
・遮音性が高い
・サウンドがフラット
・音そのものをダイレクトに伝わる
イヤフォン
・多種多様な構造
・中音域〜高音域の抜けが良い
・リスニング向けに加工
スポンサードサーチ
使用用途
イヤモニ
言うまでもなく、
音楽ステージなどしっかり音を聴くための音楽現場での使用がベストです。
また音そのものをダイレクトに耳に伝えるので、
よりしっかり音楽を聴いて耳コピをするための使用にも適しています。
これを聞くと、
普段使いでウォークマンのように使用したり、
映画鑑賞に使用しても良いのでは・・・
と思いますが、
イヤモニは価格が高額です。
ご参考のために、
普段使いとして手が出る価格かと言われれば首を傾げます・・・
また、外出で道を歩きながらの使用はやめた方が良いです。
というのは、自動車が近づいてもイヤモニの遮音性の高さで、
近くで聴こえなく最悪、車に轢かれたり、
あるいは自動車のドライバーに迷惑をかけることもあります。
公共交通機関も同じで
車内のアナウンスもほぼ聴こえないです。(何となく聴こえてはいるが内容まで把握は困難)
なのでイヤモニの使用用途は音楽ステージあるいは音楽制作の現場、自宅でしっかり音楽を聴くのに向きます。
SENNHEISER ( ゼンハイザー ) / IE100PRO クリア カナル型イヤホンは以下の記事のレビューを参考にしてください。
イヤフォン
基本的に普段使いとして、
音楽鑑賞、映画鑑賞、音声教材のリスニングとして、
あらゆる音声を聴くのに適しています。
ただ、イヤモニに適している音楽ステージなど現場では、
音が加工されているため、
低音域が聴こえにくかったり、
音のバランスが悪くなるので、
音楽の現場に特化したところの使用は、
ご自身の音楽環境を不利な状況を作ってしまいます。
イヤフォンは日常で使用に適しています。
最後に両者の使用用途をシンプルにまとめると、
イヤモニ・・・音楽現場(プロアマ問わず)、しっかり音楽を聴くため
イヤフォン・・・日常で使うため(音楽鑑賞、映画鑑賞、音声教材のリスニング)
(※ただし音楽制作のミックスやトラックダウン作業時に通常のイヤホンを聴いて確認することもあります。)
というところです。
以上、
今日もありがとうございました。