公開日 2022年9月24日 最終更新日 2023年4月9日
Last Updated on 2023年4月9日 by TAKA∞
こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です。
先日、Yahoo!の知恵袋で以下のリンクのような質問を拝見しました。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10267810690?sort=1&page=2
リンク内の質問内容を一部引用すると、
「DAW内にあるデジタルのアンプ、エフェクターでの練習というのはだめなのですか?」という質問です。
回答としては「人それぞれ」かもしれませんが、
それでは回答としてあやふやです。
今日は実際のアンプとDAWのアンプのメリットとデメリットを明示して、お互いどちらを使って良いかについてお話しします。
【エレキギター】練習時は実際のアンプとDAWのアンプどっち使う?
- 実際のアンプのメリットとデメリット
- DAWのアンプのメリットとデメリット
- ライブ活動している人は実際のアンプ
- 自宅のみはDAWのアンプでも可
- 実際のアンプに適うものなし
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実際のアンプのメリットとデメリット
まず、実際のギターアンプのメリットは以下の通りです。
<メリット>
- 本物のサウンド
- 簡単に素早くセッティング
- 音は太い
✔️本物のサウンド
これは紛れもなく正真正銘のエレキギターの音です。
エレキギターはギター本体からシールドでアンプへ繋いで音を出すわけで、
これが基本形態になります。
最近では音のセッティングなどBluetoothを介してスマホで設定する機種も増えてますが、
プリアンプ部があって、パワーアンプ部があって、最終的にスピーカーで出力する点では従来のアンプと一緒です。
あくまでも基本は実際のアンプです。
✔️簡単に素早くセッティング
実際にアンプでは基本的にヴォリューム、ゲイン、イコライザーのコントロールがあって、至ってシンプルで簡単に素早くセッティングできます。
例えば、エレキギターを弾きたいと思ったら、ギターを取り出してシールドをギター側とアンプ側に接続して、
アンプの電源を入れて、コントロールのセッティングするだけで音が出ます。(当たり前ですが・・・汗)
実際にアンプはシンプルかつ簡単に素早く音を出せます。
✔️音は太い
エレキギターは電子楽器ですが、アナログ回路を使用しているので音は太いです。
ただ、ギターアンプにはデジタルアンプというものがあるのですが、そこはプリアンプ部のみの話なので、
増幅面では基本的にはアナログなので、
アナログアンプもデジタルアンプも実際のスピーカーを通すのであれば音は太いです。
実際のギターアンプのデメリットは以下の通りです。
<デメリット>
- 音が大きい
- 置き場所のスペースが必要
✔️音が大きい
これはヘッドフォンをすれば解消できるデメリットですが、やはりスピーカーから出力される音の方が太いし、それなりの音量で弾く方が満足できることは間違い無いです。
この辺各自の住宅問題が絡むので、人によっては直接スピーカーから音を出せない環境もあり得ます。
✔️置き場所のスペースが必要
実際のアンプを使用するので場所のスペースを取るのは必至です。
もし部屋にアンプを置くスペースがない(ないことはないと思いますが・・・)のであれば、DAWのアンプ一択になります。
ただ、ギターアンプは部屋のインテリアになるモデルもあるので、
あまりデメリットに感じない工夫もできます。
DAWのアンプのメリットとデメリット
DAWのギターアンプのメリットは以下の通りです。
<メリット>
- 名アンプをモデリング(性能は年々上がっている)
- 適度な音量で弾ける
✔️名アンプをモデリング(性能は年々上がっている)
使用するDAWにもよりますが、
基本的には大型アンプの名機を再現しています。
例えば、マーシャルのJCM800やメサブギーのレクチなど王道のアンプは網羅されてます。
この辺、デジタルアンプも同様に元のアンプの動作を忠実に再現してますが、
年々再現精度は上がっています。
✔️適度な音量で弾ける
実際のアンプではヴォリュームとゲインの調整が必要不可欠で、特にクランチ程度の歪みはゲインを小さめにしてヴォリュームで音量を稼いで音を作ります。
なので、音作りによっては大きい音での出力が必須な場面も多々あります。
この点、DAWのアンプでは最終出力がヘッドフォンあるいはモニタースピーカーの音量調整になるので、
迫力には欠けるが、適度な音量で音を出して演奏できます。
DAWのギターアンプのデメリットは以下の通りです。
<デメリット>
- セッティングに時間がかかる
- デジタルっぽく薄さを感じる
✔️セッティングに時間がかかる
実際のアンプはギターと手にとってシールドでアンプと繋げば音は出ますが、
DAWのアンプだと、パソコンの電源を入れてDAWのソフトウェアを立ち上げてというところから始まり、この一連の動作内で実際のアンプのセッティングが終わってしまいます。
さらにそこからアンプを選んだりするので、セッティングに時間を要することは必至です。
音を追求すればするほど、のめりこんでしまいキリがなくなってしまいます。
✔️デジタルっぽく薄さを感じる
やはりパワーアンプを介してないのと、DAWというソフトで作られている音なのでデジタル感があるのは否めません。
それに対する対策は無くは無いですが、イコライジング技術や出力部にパワーアンプを設置したりなどが考えられます。
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ライブ活動している人は実際のアンプ
以上で実際のアンプとDAWのアンプのメリットとデメリットを話してきて、ではどっちが良いか、どっちを選べば良いかについて言及していきます。
まずはバンド組んだり、ソロで音楽活動しててライブ活動している人はとにかく実際のアンプを使用する方が望ましいです。
スタジオやライブハウスではもちろん実際のアンプを使いますし、
その中で普段からDAWのアンプを使って練習していると、どうしても音の薄さあるので、
そこを急にスタジオやライブハウスで太い音で演奏すると違和感を感じるし、思った通りのプレイができません。
なので、ライブ活動している人はヘッドフォンしても良いので普段から実際のアンプで弾くことを推奨します。
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自宅のみはDAWのアンプでも可
上記以外で音楽制作のみでエレキギターを弾いている人、あるいは趣味でバンドを組まず自宅でひたすら既成楽曲のコピーしている人に関してはDAWのアンプでもOKです。
今はオーディオインターフェースを介してDAWのアンプで演奏する方がYouTube聴きながら演奏するときに音量も合わせやすいし、
むしろ実際にその楽曲の中で演奏している感覚にもなれるので、実際のアンプを使うよりも満足度は高いです。
自宅で弾く人はDAWアンプでもOKです。
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実際のアンプに適うものなし
DAWのギターアンプのクオリティは素晴らしいのは周知の通りで、それで現場でレコーディングも行ったりしているので、
今ではエレキギターを演奏する際にチョイスするアンプの一つとなってます。
またDAWアンプ内でアンプのモデルやキャビネットスピーカーのモデルなど様々な組み合わせを実現したり、実際のアンプではできないことをDAWアンプでシミュレーションを作ることもできるので、
音作りの幅は広がっていきます。
ただ、やはりDAWアンプはソフトウェアとして作った所詮シミュレーターに過ぎません。
実際のアンプはどこまで行っても実際のアンプに変わりないし、DAWのアンプはそこにはどこまで行っても実際のアンプまでは到達することはないです。
聴いた感じではどちらも遜色はありませんが、中身は両者は平行線を辿ってることは確かです。
実際のアンプかDAWのアンプは各自演奏する環境で決めることを推奨します。
以上、今日もありがとうございました。