こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

これからエレキギターを始めたい人からこんな質問がありました。

「最初にマルチエフェクター買った方が良いのですか?」

ギターを始める前に予備知識として”エフェクター”の用語を知っているのは素晴らしいですね。

しかし、マルチエフェクターは年々技術は上がっているが、

やはりギターを始める人、あるいは初心者にはオススメはできないですね。

今日はその理由についてお話しします。

 

 

 

  • 基本を逸脱する
  • 無駄に遊ぶ
  • 思考停止する
  • プリセットに正解を求める
  • 演奏よりも機材に頼りがちになる

 

 

 

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基本を逸脱する

Ingo JakubkeによるPixabayからの画像

エレキギターの大原則でもあって基本であって、さらに原点を見つめ直すと、

ギター本体→ギターアンプ(出力は内臓スピーカーあるいはキャビネット)

これが昔からエレキギターが誕生してからのシステムです。

 

これがマルチエフェクターが登場してテクノロジーの進化と共に、

ギター本体→マルチエフェクター→ヘッドフォン(出力)

 

マルチエフェクターはアンプシミュレーターから歪みエフェクターなどあらゆる機能が盛り込まれているので、申し分ない機材には間違いはありません。

 

しかし、マルチエフェクターにはあらかじめセッティングがプリセットされているので、

ギター始めたての人が最初にマルチエフェクターと使ってしまうと、基本的なギターアンプのセッティングの仕方を学ばずに演奏してしまう恐れがあります。

 

自分一人だけで趣味で演奏する人はそれで良いかもしれませんが、

バンド演奏したい方はそれではダメです。

スタジオで演奏する時には、必ずマルチエフェクターをギターアンプに通して大きい音を鳴らすので、

ギターアンプを自らセッティングすることになります。

この時に小さいギターアンプを常時使っていればスタジオで何の抵抗もなく触れれますが、

マルチエフェクターオンリーだとまずアンプのセッティングから苦戦する可能性が高いです。

 

そのため、ギター初心者でこれから始める人はマルチエフェクターも買っても良いが、

必ず小型アンプも購入することをオススメします。(初心者はセット購入が望ましいです。)

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無駄に遊ぶ

マルチエフェクターにはあらゆる機能があることは前の項目で話しました。

 

歪みエフェクターだけであればそんなことはないけど、

ディレイやエコー、あるいはオートワウやフェイザーやトレモロなど、音を遅らせたり、揺らしたりするなど変化を与えるものはセッティング次第で面白いサウンドを作ることができてしまいます。

 

それはそれで悪いことではなく、むしろ新しいサウンドを追求したりで良いことですが・・・

 

ただ、マルチエフェクターばかり弄ってしまいギターの練習をしなくなる可能性もあります。

これでは本末転倒になってしまいます。

 

ギター初心者はまずアンプに通してしっかり音を出して練習して弾けることが目標です。

最初にマルチエフェクターは必要ありません。

 

 

 

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思考停止する

mohamed HassanによるPixabayからの画像

マルチエフェクターにはあらかじめセッティングがプリセットしてあることは先程話しました。

それが故にそのままプリセットサウンドをそのまま使ってしまう人もいたりで、自分でセッティングしないので楽に扱えるのもマルチエフェクターの良し悪しにも響きます。

 

これはギターを1年以上弾いている人でもマルチエフェクターを初めて購入して、そのプリセットサウンドをそのままライブで使用する人も普通に存在します。

 

ただ、それでバンドに合うサウンドであれば良いですが、100%そうはならないでしょう。

バンドはベースやドラムも一緒に演奏するので、音作りで調和しなくてはなりません。

 

プリセットサウンドに頼ってしまうと、思考停止になってしまいます。(プリセットはあくまで参考程度にしておくことがベストです。)

 

 

 

プリセットに正解を求める

結局、プリセットが基本になってしまい、自らの耳を信じることができずにマルチエフェクターの内臓音源だけの範囲での音作りしかできなくなってしまいます。

ちょっと極端に言ってますが、

バンドでの音作りはスタジオの広さやドラム、ベースアンプ、ギターアンプの位置など様々な要素によって変わってきます。

その場合はギターアンプのイコライザーやヴォリュームの方を変えていけば良いですが、

しかし、マルチエフェクターも変えなければいけない状況も多々あります。

 

そこをマルチエフェクターのプリセットサウンドから離れずにいるとなかなかバンドの他のオケ隊との調和が取れず、スタジオ練習で演奏する時間が無くなってしまいます。

 

なので、マルチエフェクターのプリセットは参考程度でそこからどんどん自分なりのサウンドあるいは演奏する環境に合わせて変えていくことが良いです。

 

 

  

 

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演奏よりも機材に頼りがちになる

先程も話しましたが、

マルチエフェクターに頼ると、人にはよるが演奏そのものをマルチエフェクターで何とか誤魔化そうとする人も中にはいます。

 

例えば、BPMの速い楽曲での16分の速弾きを、8分音符で弾いて、

これを上手いことディレイを使って16分で弾いているかのようにする人もいます。

過去のギター雑誌でこういう使い方を推奨しているページがありましたが、演奏面で問題解決にはなっていないです。

 

演奏を聴く人にとっては16分でしっかり弾こうが8分でディレイを使って16分のように弾こうが関係はないですが、

あくまで本人はそれで演奏してて気持ち良いかどうかです。

おそらく機材に頼ってしまうと、

成長する機会もないし、進展もないですよね。

 

機材に頼るのも良いですが、まずは演奏力を高めていくことが大切です。

マルチエフェクターは演奏の補助的ツールで認識していくのが良いことでしょう。

あくまで一つの考え方なので、正解はないです。

 

以上、今日もありがとうございました。