公開日 2022年7月18日 最終更新日 2023年8月24日
Last Updated on 2023年8月24日 by TAKA∞
こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です
2020年からMacの搭載チップがIntelから自社チップMシリーズへ切り替わってから約2年が経ちました。
最後の Mac miniのIntel版が現行ラインナップから外され、Mac Proのみとなりました。
MシリーズはM1から始まり、M1Pro、M1Max、M1Ultra、そしてM2、M2Pro、M2Maxと進化の途中です。
この記事もMacの進化に合わせて随時更新していきます。
本記事では1月18にリリースされたM2Pro、M2MaxのMacBook ProとM2、M2Proの Mac miniも網羅し、最新のMacBook Air15インチなども含めた
2023年8月24日現在で音楽制作におすすめMacについて、性能面とコスト面を考慮して
◎優 ○良 △可 ×不可で判断します。
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M1 MacBook Air
Apple MacBook Air M1 2020(13インチAir,8GB RAM,256GB SSD,8コアCPU/7コアGPU) スペースグレイ (整備済み品) |
2020年11月の発売から1年半以上経ちますが、今では世界的ベストセラーと言っても過言ではありません。
AppleシリコンM1チップ搭載1号機でM2MacBook Airが発売された今でも現行ラインナップとして君臨し、
あらゆるユーザーに使用されてます。
スペックはM1チップ搭載で8コアCPU7コアGPU(現在8コアGPUは選択不可)、
ユニファイドメモリ8GB、16GB
ストレージがSSD256GB〜2TB
発売当初は2019年のIntelのMacBook Pro 16インチ標準モデル(6コアCore i7)よりも処理能力が高く、
「化け物」と揶揄され、普段使いはもちろん画像処理、動画編集や音楽制作など高負荷作業でも数多く使用されてます。
音楽制作としてはユニファイドメモリ16GB、ストレージSSD512GB以上欲しいところです。
また、拡張ポートThunderbolt端子が2つのうち電源で使用するため、
実質使えるのが1つになります。
もしオーディオインターフェースの他にMIDIキーボード使用するのであれば、USBハブやThunderboltドッキングステーションの使用をおすすめします。
自宅や外出先などフレキシブルに音楽制作する人、もちろん自宅だけの使用も適しているし、
外部ディスプレイへの出力も可能ですので、オールラウンドに使用できるMacです。
音楽制作に充分適しています。◎
M2MacBook Air(13インチ、15インチ)
2022 13インチMacBook Air: 8コアCPUと8コアGPUを搭載したApple M2チップ, 256GB SSD – ミッドナイト |
M1MacBook Airと異なる点は以下の通り
・M1チップの進化版のM2チップを搭載
・ユニファイドメモリが24GBまで搭載可能
・電源方式がMagSafe(Thunderbolt端子が2つ自由に使える)
・ディスプレイサイズが13インチと15インチ
・カラーバリエーションが一新され、スターライトとミッドナイトが新登場
スペックはM2チップ8コアCPUに8〜10コアGPU(15インチは10コアGPUのみ、
ユニファイドメモリ8GB、16GB、24GB
macOSもMontereyなので、音楽制作ソフトには対応してます。(13インチ)
15インチはVenturaで音楽制作は使用するソフトウェアの対応状況の確認が必要。
音楽制作では特にソフト音源を多数立ち上げるのであれば24GBのユニファイドメモリを盛っておいた方が良いでしょう。
バンドサウンド中心の音楽であれば16GBでことが足ります。(8GBでもできなくはないです。)
しかし、搭載OSが13インチがMontereyで15インチがVenturaとなっています。
2023年6月6日時点では
13インチは音楽制作に充分適しています。◎
ただし、macOSは「Monterey」限定。
15インチの場合はmacOS「Ventura」対応ソフトウェアは下記の記事にてご確認ください。
macOS「Ventura」はLogic Proのみで音楽制作をやるのであれば◎
http://taka-music.com/【macos「ventura」】dtmソフトウェア対応状況(2023年1月5日)/
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M2MacBook Pro
2022 13インチMacBook Pro: 8コアCPUと10コアGPUを搭載したApple M2チップ, 512GB SSD – スペースグレイ |
こちらもMacBook Airと同時期にM1チップ版が2020年11月に登場し、
2022年6月にM2チップ版が新たに発売れています。
こちらのMacBook ProはチップがM2チップに進化し、ユニファイドメモリが最大24GB積めるようになった以外はM1チップ版とほぼ同じ仕様になります。
ディスプレイサイズやTouch Barが搭載は継続です。
音楽制作のスペックは上のM2MacBook Airを参照し、動作的には適しています。
ただTouch Barは音楽制作には使うことないです。
また、電源ポートもThunderbolt端子からになるので、拡張ポートが必要であればM1MacBook Airと同じようにThunderboltドックやPD付きUSBハブが必要です。
このM2MacBook Proを選ぶのであればファン搭載にこだわるかという部分になります。
音楽制作には適しているので◎
Mac mini(M2、M2Pro、M1)
2023年1月18日に突如M2、M2Pro搭載のモデルが発表されました。
スペックが向上したのにも関わらず値下がりされました。
M2Proにスペックアップしてもコスパが優れています。
ただ、搭載macOSが「Ventura」のため、ソフトウェアの対応次第です。
M2、M2Pro搭載モデルは△(Logic Proのみで音楽制作をやるのであれば◎)
以下はM1 Mac miniです。(こちらは音楽制作は◎)
現ラインナップから外れてますが、ECサイトの在庫状況により購入可能です。
または中古という選択肢もありです。
こちらデスクトップ型としてM1チップ1号機となります。
スペックはM1MacBook Airと同様になりますが、
拡張ポートがThunderbolt端子が2つとUSB Type-A2つとラップトップ型より多いのが特徴です。
デスクトップ型で本体と電源ケーブルのみの付属で、
ディスプレイやキーボード、マウスは自ら好みのものでカスタマイズができる利点もあります。
自宅のみで作業する人向けですが、ホテルなど電源確保できる場所あるいはテレビがあるところでは外出先でも使用できます。
Mac miniを持ち運ぶ際に必要なアイテムは以下の記事で紹介してます。
http://taka-music.com/mac-miniを外出先の持ち運びに必要なおすすめアイテム5/
音楽制作としてもスペックとしてはもちろん適しているし、
自宅のみでやるなら◎
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iMac 24インチ(M1チップ)
2021 Apple iMac (24インチPro, 8コアCPUと7コアGPUを搭載したApple M1チップ, 8GB RAM, 256GB) – ブルー |
iMac21.5インチのM1チップの進化版となります。
スペックはM1のMacBook AirとMac miniと同様です。
こちら注意が必要なのが、
7コアGPUのモデルはThunderbolt端子2つのみの搭載となり、
8コアGPUのモデルはThunderbolt端子2つに加え、USB Type-Cが2つ搭載されています。
もちろん音楽制作には適していて、自宅オンリーでの使用となります。◎
MacBook Pro(M2Pro M2Max、M1Pro M1Max)
2023年1月18日に突如M2Pro、M2Max搭載のモデルが発表されました。
しかし、こちらも搭載macOSが「Ventura」のため、現在はオススメしません。
M2Pro、M2Max搭載モデルは△(Logic Proのみで音楽制作をやるのであれば◎)
以下はM1Pro M1MaxのMacBook Proです。
現時点でECサイトで購入可能です。
2021 Apple MacBook Pro (14インチ, 8コアCPUと14コアGPUを搭載したApple M1 Proチップ, 16GB RAM, 512GB SSD) – スペースグレイ |
2021 Apple MacBook Pro (16インチ, 10コアCPUと32コアGPUを搭載したApple M1 Maxチップ, 32GB RAM, 1TB SSD) – スペースグレイ |
こちらは14インチと16インチのモデルがあります。
14インチ
M1Proチップ 8〜10コアCPU、14〜16コアGPU ユニファイドメモリ16GB〜32GB
M1Maxチップ 10コアCPU、24〜32コアGPU ユニファイドメモリ32GB〜64GB
16インチ
M1Proチップ 10コアCPU、16コアGPU ユニファイドメモリ16GB〜32GB
M1Maxチップ 10コアCPU、24〜32コアGPU ユニファイドメモリ32GB〜64GB
両モデルともストレージはSSD512GB〜8TB
両者比べるとM1Proの標準モデルにスペックの違いがあります。
多少音楽制作としてはオーバースペック気味ですが、ソフト音源をたくさん立ち上げたり、
複数のトラックを使用する音楽ジャンルであれば32GBメモリは充実するし、
今後それを見越すのであれば充分選択の余地はあります。
GPUは音楽制作に必要ないので14インチであれば14コア、16インチであれば16コアで充分でしょう。
(メモリ64GB欲しいのであればGPU24コアまで盛らないといけないです。)
ただし導入コストはハイエンドモデルなだけに高いです。
音楽制作には充分向き過ぎているので◎
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Mac StudioとMac Pro
Mac Studio
今年2022年3月にリリースされたデスクトップ型のMac。
スペックは、
M1Max 10コアCPU 24〜32コアGPU ユニファイドメモリ32GB~64GB
M1Ultra 20コアCPU 48GPUコア〜64GPUコア ユニファイドメモリ64GB〜128GB
ストレージはSSD512GB〜8TB(M1Ultraは1TBから選択可能)
音楽制作としてはオーバースペックとなり、導入コストが半端ないです。
自宅でプロ並みにガッツリ音楽制作をやるのであれば良いですが、
これから音楽制作を始める人にはリスクが高過ぎます。
なので、判断としては△
2023年6月6日にM2Pro、M2Ultra搭載モデルが発表されましたが、macOSが「Ventura」のため詳細は後日ソフトウェア対応状況を確認後更新します。
Mac Pro
こちらは2022年7月現在ではIntel版チップのモデルになります。
通常の標準モデルでもM1MacBook Airが4台買えてしうまう価格なので、
一個人が音楽制作やるためのMacとしては非現実的です。
なので×
2023年6月6日にM2Ultra搭載モデルが発表されましたが、macOSが「Ventura」のため詳細は後日ソフトウェア対応状況を確認後更新します。
以上、音楽制作に適しているMacについてでした。
macOS「Monterey」ではあらゆる音楽ソフトウェアの対応が追いついているので、
比較的ほとんどのモデルで音楽制作は可能です。
ただ、M1Max以上のMacだとグラフィックの性能面が強化されているので、
それを選んでしまうと無駄に高いものを購入することになります。
正直一個人が音楽制作やるのであればM1チップやM2チップで充分だし、盛ってもM1Proくらいではないでしょうか。
もちろんプロの現場では音楽ジャンルによってはメモリを64GB必要とすることもあるので、
その場合はそれ以上のチップを積むことになることでしょう。
今後、Mac ProやiMacの上位版のモデルが期待されることになりますが、
このブログでもMacのネタは引き続き追っていきます。
今日もありがとうございました。