公開日 2022年4月16日 最終更新日 2023年4月14日
Last Updated on 2023年4月14日 by TAKA∞
こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍
BOSSのエフェクターでいくつかディストーションタイプのものありますが、
年を追うごとに歪みが進化してます。
途中からモデリングタイプでデジタル回路主体のタイプになりました。
今日レビューするMD-2(メガディストーション)は最後のアナログ回路のディストーションとなります。
基本スペックから実用的な使い方までお話しします。
【ギター】BOSS MD-2(メガディストーション)レビュー〜図太いサウンドへ変化!
- コントロールと特徴
- GAINが2段階
- 低域調整
- シングルコイルを図太くする
- ブースターとして使える
- 向いているジャンル
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コントロールと特徴
コントロール
✔️LEVEL
音量を調整します。
✔️TONE
音色調整で、右に回せばシャープな音になり、左に回せばマイルドな音になります。
✔️BOTTOM
ツマミを右に回すほど、低域が強調されます。
✔️DIST
歪みの量を調整します。
✔️GAIN BOOST
DISTツマミの設定に、さらに歪みの量を加えます。
右に回せば歪みが強く、より音が伸びるようになります。
特徴
・極限まで深く太く歪むハイゲイン・ディストーションです。
・「GAIN7BOOST」と「DIST」の2つのつまみにより、マイルドな歪みから超強力な歪みまで、さまざま なディストーション・サウンドを創り出すことができます。
・「BOTTOM」つまみにより、低域を強調したサウンドが得られます。
https://static.roland.com/assets/media/pdf/MD-2_M_jpn02_W.pdf引用
GAINが2段階
上のコントロールでも説明したように、
「DIST」と「GAIN BOOST」2つのGAINコントロールがあり、
「DIST」の設定から「GAIN BOOST」で歪みの量と音の伸びをプラスαしていくイメージです。
言葉で説明しても言葉通りしか伝わらないので、
下の動画で「GAIN BOOST」以外のツマミを全て12時方向に設定して、
ワンフレーズ弾いたら「GAIN BOOST」を少しずつ上げていき、
最後に全開の後に「GAIN BOOST」をゼロに戻します。(この部分注目です。)
「GAIN BOOST」を上げていくとより荒々しいしくなり、低域部分の歪みが増したような感じになります。
デュアル・ステージ・ディストーション回路とゲイン・ブースト回路による極限的に深く太いディストーション!激しく歪ませてもギターの持つ個性、プレイヤーのニュアンスを失うことなく表現可能です。
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低域調整
上の動画でもわかるように、
このMD-2はかなり低域が強く、「BOTTOM」というツマミを回すことでより低域の成分が多くなります。
下の動画でもDEMO演奏してますが、
LEVELとTONEとDISTは12時方向でGAIN BOOSTはゼロにします。
BOTTOMは最初ゼロの状態から12時方向と3時方向に切り替えます。
最後にBOTTOMを1時方向にしてGAIN BOOSTを11時方向に上げて演奏してます。
BOTTOMを上げても音の輪郭がハッキリしていて、DISTとGAIN BOOSTを上げすぎると音が潰れます。
使用しているギターやピックアップにもよりますが、
BOTTOMの調節はDISTとGAIN BOOSTも一緒に合わせてコントロールする方がより狙った音に近づけるポイントになります。
シングルコイルを図太くする
MD-2は最も効果的なエフェクターであると、いかにエフェクターの原点として本来の目的を果たすものと私TAKA∞は認識してます。
このMD-2の特徴であるBOTTOMとGAIN BOOSTの設定次第でシングルコイルのギターが図太く、
まるでハムバッカーのようなニュアンスに持っていけると実感してます。
下の動画でハムバッカー搭載のギター(ギブソンのフライングV)とシングルコイルのギターの聴き比べてみてください。
ハムバッカー
ツマミを全て12時方向にして演奏してます。
ハムバッカーではもちろんゴリゴリのメタルサウンドになりますね。
シングルコイルでこれに似せるにはどうするか・・・
シングルコイル
ハムバッカーのノーマル設定からDISTを少し下げ、BOTTOMをを少しあげてGAIN BOOSTを全開付近まで上げました。
ストラトのシングルコイルの特徴も踏襲しながらも音が図太く、ハムバッカーのニュアンスになりました。
DISTとBOTTOMとGAIN BOOSTの設定次第でもっといろんなサウンドが作れます。
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ブースターとして使える
ブースターとして使うのであればオーバードライブが普遍的な使われ方ですが、
ディストーションも歪みを最初にすることで、
よりサスティーン効果が得られるようなサウンドへとなり、ギターソロに向きます。(機種によりますが・・・)
下の動画ではBOSSのブルースドライバーと組み合わせてみます。
DISTを上げればより高音域が際立つようなブーストサウンドになり、
GAIN BOOSTは低音域を強調させる印象です。
デュアル・ステージ・ディストーション回路とゲイン・ブースト回路による極限的に深く太いディストーション!激しく歪ませてもギターの持つ個性、プレイヤーのニュアンスを失うことなく表現可能です。
向いているジャンル
メタル系やパンク系など激しいジャンルに向く印象ですが、まさにその通りです。
単体使用ではこれら激しいジャンルのためにあるエフェクターです。
ただ、単音弾きでリードプレイに関して言えば、
他ジャンルへも向いていると思い、
それもこのMD-2単体ではなく、上のように何かと組み合わせてブースターで隠し味的に使うのであれば、
ブルースでもJPOPでも使えます。
最終的には演奏する楽曲によります。
全体的な感想として、
より個性的なサウンドを追求できるエフェクターの1つであると感じてます。
もちろん自身のギターの弾き方やピッキングニュアンスに起因する部分が大半を占めますが、
このエフェクターはそこをさらにプラスα要素を吹き込むような印象です。
繰り返しになりますが、BOTTOMとDISTとGAIN BOOSTの3つのツマミをどう組み合わせて使うかがポイントになるし、
それによって多彩なサウンドを作ることができるし、
あらゆる音楽へ対応の道が見えてきます。
購入する際はまず店頭で実際に試走して、上の3つのツマミの動作を確認してみましょう。
以上、
今日もありがとうございました。