公開日 2022年1月28日 最終更新日 2023年3月21日

Last Updated on 2023年3月21日 by TAKA∞

こんばんは、TAKA∞(@atomicsound_hys)です👍

よく歌が上手くなりたくてボイトレに通うという発想は当然です。

自分でやっててもただ歌って声出しているだけで、

実力が向上しているかもわからないし、疑問を抱える毎日のことでしょう。

そこでボイトレに通えば歌が上手くなるかと言われれば、

頷ける点とそうでない点が存在します。

結論を言ってしまえば、

ボイトレの効果は発声に関してかなり影響があることは確かです。

それが上手い下手かは正直なところ微妙なところです。

今日は私TAKA∞が関わった人の実体験を交えながら、

ボイトレに通った効果についてお話しします。

 

 

【ヴォーカル】ボイストレーニング(ボイトレ)に通った効果〜声が枯れる人の事例

  • 歌うとすぐ声が枯れる
  • 最初の1年は停滞
  • 1年後、声が枯れにくくなる
  • 2年後、息を使った発声の定着
  • 3年後、ピッチが安定
  • 5年後、低い声をしっかり息を使えるようになる

 

 

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歌うとすぐ声が枯れる

Anastasia GeppによるPixabayからの画像

 

ボイトレ通う前

今回、歌の悩みとして、

「歌うとすぐに声が枯れてしまう」

A君の例を挙げていきます。(執筆許可済み)

A君は突然バンドのヴォーカルを担当することになり、

これまではずっとベース弾きでした。

コーラスなどもやってたりもしてましたが、

1曲を歌うとなると話は別で、

2曲くらい歌うと、

喉に違和感を感じ、

2時間スタジオで歌うと、

裏声も出なくなり、

声枯れの状態が3日以上続きました。

 

 

ボイトレに通う目的

この声を枯れる現象は、

特にA君の発声方法に問題がありました。

①息を使わずに声だけで歌う

②浅いポジションでの発声

③声が細い

①歌い手として最も基本で、かつプロとアマチュアの違いでもありますが、

アマチュアは声だけで歌おうとする人が多いです。

発声方法の指導を受けていない人にありがちです。

これが全ての発声方法の不備の原因で、

すぐに声が枯れてしまいます。

 

②腹式呼吸もできず喉だけで歌い、

発声も浅く、声枯れの原因にもなり、

歌体力の低さを露呈してしまいます。

 

③結局、息を使わず喉だけで浅く歌ってしまうと声が細くなってしまいます。 

 

A君はこれらの問題を解消するため、

しっかりとした発声で、

腹式呼吸を身につけ、

声だけでなく息で歌えるようになること、

そして、楽に喉の深い位置からの発声をできるようになるためにボイトレに通う決心をしました。



 

 

最初の1年は停滞






発声方法を変え、

しっかり歌える声を作る気持ち一杯でボイトレの門を叩いたA君は、

ボイトレ教室の体験レッスンを経て入校を決めました。

 

しかし、通って1回目のレッスンでA君の歌うときの癖で、

一つ問題が発生しました。

 

A君は歌うとき全身にかなりの力を入れて歌っていることでした。

 

全身に力が入っていると、

腹式呼吸以前に息が上手く流れずに声だけでの発声になってしまいます。

 

最初は脱力した状態で歌えるために、

部屋の壁の角のところに背中をつけて歌うトレーニングから始まりました。

体に力が入った状態でこの壁に背中をつけて歌うのは、

かなり歌いにくいとのことでした。 

 

この歌う方法に慣れるのに長期間要してしまい大きな進歩はありませんでした。

 

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1年後、声が枯れにくくなる

ボイトレに通って1年ほどで、

壁に背中つけた状態で歌うのも慣れ、

徐々に体の力も抜けてきました。

 

さらに脱力状態を目指すため、

インストラクターはA君に肩をぶらぶらさせた状態で歌うよう指導しました。

 

その状態で歌うようになって1週間で効果が現れ、

さらに脱力した状態で歌えるようになり、

声枯れもなくなり、

発声の位置も少し後になったようになりました。

この時期A君はスタジオに2時間入っても声枯れはほぼ解消されました。

 

しかし、発声時の息の量少なかったり、

ピッチが不安定など課題は残ってます。

 



 

2年後、息を使った発声の定着

A君は息を深く吐けるようになるため、

ボイトレレッスン時の課題曲をロックではなく、

EXILEなどスローテンポで息を多く使う楽曲を中心に歌ってました。

 

特に歌い出しに息を吐くことを念頭に置き、

トレーニングに励みました。

 

スローテンポの選曲が良かったのか、

スタジオに入っても2時間へこたれることもなく、

また全く声も枯れなくなったことから、

息を使った発声を概ね身につけれたようです。

この時のA君は歌うことはとにかくハードと思っていたことが、

ボイトレ通って2年後に、

歌うことがこんなに楽なのか、

と思ったとのことです。



 






 

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3年後、ピッチが安定

実は2年後でもピッチは息を使えるようになってから安定はしてましたが、

そこからサボることもなく、

しっかりトレーニングをしたA君は、

3年経ったことからピッチも安定してきました。

 

その証拠として息を使った発声がA君の中でしっかり定着して、

さらに発声の位置、声の当て方、息を吐く時の方向にもインストラクターからの指導があり、

これらを徹底的に繰り返し歌って、

より良い発声ができるようになり、

歌のピッチもほぼ安定してきました。



 






 

 

5年後、低い声をしっかり息を使えるようになる

ボイトレに通って4年くらいの時期にA君はある悩みを抱えてました。

 

それは低い声を出しにくいということです。

 

これまで割とハイトーンボイスの楽曲に挑戦していたためか、

歌の低い箇所になると、

発声がつまりしっかり息を吐けずに、声だけ歌ってしまう状態でした。

また低い声というのは簡単に発声できてしまうので、

どうしても息が疎かになってしまいます。

 

A君の場合はそれだけでなく、

原因を掘り下げていくと、

低い声でも息を遠くに飛ばしていて、

高い声の時との発声方法を低い声でも同じようにして歌ってました。

 

これらを解消するために、

低い声の時の息を当てる距離や喉奥からしっかり発声することをインストラクターから受け、

繰り返しトレーニングし、

特に息の吐く距離を意識するようになって、

低い声でもしっかり息を使って歌えるようになりました。




A君は約5年間ボイトレに通うことで、

しっかりとした発声で歌えるようになりました。

側から見ると、

時間かかり過ぎという印象があるかもしれませんが、

この点は人それぞれなので、

A君の場合は発声以前に身体に無駄な力が入っていたので、

正直マイナスからのスタートでした。

中には1年でしっかりした発声をマスターする人もいます。

人によって成長度合も異なるし、

早くマスターしたからってプロになれるわけでもないので、

この辺はあくまで参考例として捉えていただければと思います。

ただボイトレに行ってレッスンのある時だけ歌ってるだけでは成長は望めなく、

A君はレッスン以外にしっかり自宅ないしスタジオで、

インストラクターから教えを受けたことを、

復習しながら自ら何度も繰り返しトレーニングをやってきました。

時間はかかりましたが成長することができました。

大抵の人は成長する前に諦める傾向がありますが、

しっかりやることやって継続すると必ず成長できます。

この記事が一つの参考になればと思います。

以上、

今日もありがとうございました。